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季節性インフルエンザによる死者の多くは高齢者か重い疾患のある人で、
「今回のは全く違う。ウイルスが直接死因になっている」とする。
■「季節性と同じでない」=成人に重症例、死者も−感染拡大続く・押谷東北大教授
5月20日20時3分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090520-00000174-jij-soci 世界保健機関(WHO)の新型インフルエンザ対策に携わる押谷仁東北大教授が20日、東京都内で講演し、
「通常の季節性インフルエンザと同様と言われるが、被害は全く違う形で出てくる。
想定される被害にどう対処するか、真剣に考える必要がある」と警告した。
押谷教授によると、ほとんどの感染者は軽症だが、
5歳以下と20−50代を中心に重症、死亡例があり、高齢者では少ない。
持病のある人や発症後の治療が手遅れだった人以外に、一部の健康な成人も
重症のウイルス性肺炎を起こしており、「こうなると先進国でも治療が難しい」という。
その頻度が低いため、「100人、200人規模では分からないが、10万、20万になれば見えてくる」と同教授。
季節性インフルエンザによる死者の多くは高齢者か重い疾患のある人で、
「今回のは全く違う。ウイルスが直接死因になっている」とする。
重症者は集中治療室(ICU)での管理が必要だが、「効率化で削減され、ICUがない地方もある。
都会でも不足している」と日本の医療の弱点を挙げ、被害が拡大する恐れがあるとした。