【事件】シカなどに植林荒らされないよう罠しかけた農業男性(85) 罠に天然記念物の二ホンカモシカかかって書類送検 徳島

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美馬署は十五日、国の天然記念物のニホンカモシカを違法に捕獲したなどとして、
鳥獣保護法違反と文化財保護法違反の疑いで、
美馬市内の農業男性(85)を徳島地検美馬支部に書類送検した。

送検容疑では、男性は県知事の狩猟免許などを受けずに二月下旬から三月上旬の間、
自分が所有する市内の山中の三カ所にくくりわなを仕掛け、
狩猟が禁止されているニホンカモシカ一頭を捕獲。
わなに掛かったカモシカの首周辺に、
逃げようとした際にできたとみられる傷を負わせたとしている。

調べに対し、男性は
「植林が荒らされないよう、シカなどの撃退を目的にわなを仕掛けた」
と話しているという。

三月上旬、くくりわなに掛かっているニホンカモシカを発見した鳥獣保護員が署に通報し、
署員が現場を確認。
ニホンカモシカはその場で逃がし、捜査を進めていた。

県警生活環境課によると、くくりわなでニホンカモシカを捕獲した容疑での摘発は県内初。

http://www.topics.or.jp/localNews/news/2009/05/2009_12423676886.html