都福祉保健局は14日、介護報酬を不正請求したとして「ひまわり薬局」(目黒区)に対して
介護保険法に基づき、居宅療養管理指導などの指定を取り消す、と発表した。
取り消し処分は31日付。「ひまわり薬局」は04年11月〜今年1月まで、
東京都内や神奈川県内などの計56区市に対し、介護報酬約7500万円を不正請求し受給していた。
都によると、「ひまわり薬局」は有料老人ホームなどで暮らすお年寄りに対して、
法が定めている薬剤師による訪問や直接の面談指導をほとんどしていなかったにもかかわらず、
適正に行ったように装い、介護報酬を不正請求していた。
「ひまわり薬局」を経営する「メディカル・プランニング」(目黒区)の
若山卓社長は取材に対し、「老人ホームでの利用者担当の介護士とは連絡を取り、
利用者の健康状態などを聞き取っていたので、違法性はないと思っていた。
認識不足だった」と釈明した。
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090515ddlk13040306000c.html