【社会】抗うつ薬服用で攻撃性増す症状、厚労省「因果関係否定できない」と注意改訂へ SSRIなど5製品

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1 ◆10000/JzLc @よろづ屋φ ★
★抗うつ薬服用で攻撃性増す症状、厚労省が注意改訂へ

 抗うつ薬を服用した患者に、他人に突然、暴力をふるうなど攻撃性が増す症状が表れたとの
報告が約40件寄せられたため、厚生労働省は8日、「調査の結果、因果関係が否定できない
症例がある」として、使用上の注意を改訂することを決めた。

 対象となるのは5製品で、うち4製品はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)。

 厚労省などは、SSRIを服用し、他人を傷つける行為が実際にあった35件と、傷害などに
つながる可能性があった4件の副作用について詳しく調査。SSRIのパキシルなど3製品を
服用した4件について、「他人を傷つける行為との因果関係を否定できない」と評価。ほかの
2製品も含め、改訂を決めた。

 そううつ病のうつ症状やアルコール依存症などがある場合、その多くは薬を処方されたことで、
症状が進んで攻撃性が増し、傷害に結びついた可能性があることが分かった。

 新しい使用上の注意では、症状の悪化があった場合には、薬を増やさず、徐々に減らして中止
するなどの慎重な処置を行うよう求める。

 SSRIは、従来の抗うつ薬よりも副作用が少ないとされ、うつ病治療に広く使われている。国内
でも100万人以上が使用していると推定されている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090508-OYT1T00927.htm?from=top