【経済】トヨタ、国内販売店の統廃合を本格化 6月から

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1かなえφ ★
 トヨタ自動車は、6月から国内販売店の統廃合を本格化させる方針を固めた。
国内営業担当の常務役員5人に担当する地域を割り当て、再編を進める。
トヨタ系販売会社は9割が独立資本のため、日産自動車やホンダに比べて
再編が進んでいない。地域で競合する店舗を整理し、各販売店の収益力を高める。

 トヨタ系販売会社は全国に290社ある。店舗数は計約5千店。車種に
よってトヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店、レクサスの5系列に
分かれる。いまは国内営業担当の5人の常務が、1系列ずつ統括しているが、
6月以降は、関東、関西、九州などの地域担当制も導入する。販売会社間の
利害を調整し、系列を超えた店舗の統廃合を指揮する。

 再編を急ぐ背景には、国内の販売不振がある。とくに08年度の国内の
新車販売は約289万台で、ピーク時の90年度から半減。販売網の強化には、
各販売店の顧客基盤を厚くする必要がある。しかし、現状では販売車種が店に
よって異なるため、人口が少ない地域でも全系列をそろえなければならず、
1店舗あたりの販売台数を制約している。
※続きます。

asahi.com 2009年5月8日6時46分
http://www.asahi.com/business/update/0507/NGY200905070011.html
▽自動車メーカーの販売系列再編(画像)
http://www.asahi.com/business/update/0507/images/NGY200905070013.jpg
2かなえφ ★:2009/05/08(金) 09:19:02 ID:???0
※続きです。
 トヨタは戦後、地域の有力者に販売を任せて強い販売網を築いた半面、
各販売会社が独立資本のため、店舗の集約が進まなかった。系列の再編も、
トヨタは旧ビスタ店とネッツ店を統合したくらい。一方、ホンダや日産自動車などは
販売系列を大規模に再編。全店舗ですべての車種を買えるようにした。

 国内販売担当の豊田章男副社長(次期社長)は「系列は当面維持する」と
しながらも、地域事情に応じた店舗の再編には前向きという。

 トヨタは、今月発売するハイブリッド車の新型プリウスや、秋に発売予定の
新型ハイブリッド車を、レクサス以外の全系列で販売する方針。売れ筋が
ハイブリッド車に移行すれば、系列の意味合いは薄れ、再編が容易になる
可能性もある。

asahi.com 2009年5月8日6時46分
http://www.asahi.com/business/update/0507/NGY200905070011.html
▽自動車メーカーの販売系列再編(画像)
http://www.asahi.com/business/update/0507/images/NGY200905070013.jpg