中国政府のインターネット検閲技術を分析した報告書を、米国などの研究グループがまとめた。
報告書によると、中国当局が決めたこういった単語を含むサイトやアドレスに接続できなくするのが
検閲システムだ。
当局が神経をとがらせるであろう単語それぞれについて、検索エンジンで上位百位に入るサイト
を対象に、中国国内から接続できるかを調査した。 その結果、中国語サイトで接続できなかった
率が高かったのが「中国労働党」で97%。「ナインコメンタリーズ(九評)」「天安門大虐殺」が90%
でそれに続く。「ナインコメンタリーズ」は、台湾、香港、日本などで発行されている週刊華字紙「大
紀元時報」による中国共産党の批判的論評だ。
■「エラー」表示で隠ぺいも巧妙に
非接続率をその他の微妙な政治問題で見てみると、「法輪功」は44%、「法輪大法」で73%に上
った。「チベット」は9%だが、「ダライ・ラマ」になると54%に跳ね上がる。なぜか「台湾」(8%)
「台湾独立」(25%)には寛容だ。
何を接続妨害するかで、かえって中国当局の関心度を「裸」にしているともいえる。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050416/mng_____tokuho__000.shtml http://www.jomon.jp/~ochinai/k051.htm