ワシントン(CNN) 米メリーランド州にある米陸軍の生物研究施設で、病原体の入った
小瓶3本の行方が分からなくなり、軍の犯罪捜査部隊が調査に乗り出していたことが分かった。
問題が発覚したのは同州フォート・デトリックの研究所。紛失した小瓶には、ベネズエラウマ
脳脊髄炎の病原体サンプルが入っていた。米軍の感染症研究所によると、これは蚊を介して
馬から人間に感染する疾患で、人間が感染するとインフルエンザのような症状を呈し、
約100人に1人の割合で死亡することがある。米国では1971年以降、流行したことは
ないという。
紛失した小瓶は10年以上前からあったもので、2004年に退職した研究者が管理していた。
別の研究者が最近になって管理記録を調べ、紛失に気付いた。
同研究所では数年前、病原体サンプルが入った冷蔵庫が故障して中に保管されていた全サンプル
を破棄したことがあり、なくなった3本もこの中に含まれていた可能性が高いという。ただし
確証は得られていない。
軍捜査部隊の報道官は、これまでの調べで犯罪の痕跡はないことが分かったと話している。
▽CNN.co.jp
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200904230011.html 依頼がありました
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