【選挙】河村さん新公約「市長給与2578万→800万円に」 他候補者は「人気取り」と批判…名古屋市長選

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終盤戦に入った名古屋市長選で、民主推薦の河村たかしさん(60)が、市長給与を年800万円に
引き下げるとの新たな公約を表明した。地域のことを地域住民が決めるという
「地域委員会の創設」をめぐっても論争が続く。対立候補は「人気取り」
と強く批判し、河村さんの公約をめぐって火花を散らしている。
■逆転現象も
市長の給与は、外部の有識者らでつくる審議会の答申を得て、条例で決める。
松原武久・現市長は、財政再建を理由に6年前から1割カットを続け、
年収2578万円。他市でも同様にカットした例はあるが、河村さんのような
3分の1にまで下げる案は、前代未聞とみられる。
市長退職金の廃止も主張する河村さんは「あまり多く給料をもらうと、
権力者になってしまうから」。市職員の人件費削減も公約に掲げており、自ら率先する姿勢を示す。

これに対し、自民・公明支持の細川昌彦さん(54)は「市長の給与が、
有権者の判断材料になるとは思えない。子育て支援や高齢者福祉など、
もっと大事な政策で選んでもらうべきだ」と強調する。
共産推薦の太田義郎さん(65)も「ただの人気取り。市長より職員の
給料が高くなってしまう。全体のバランスも考えなければならない。
実現は不可能ではないか」と批判する。

市職員の平均年収は700万円(平均年齢43歳8カ月)。
係長級で800万円強、局長級なら1400万円強となる計算。
逆転現象に河村さんは「自分たちで判断してもらう」と話すが
「職員の給与は人事委員会の勧告に基づいて決まっている。
市長といえどもそう簡単には…」(市課長)と反発もある。

以下ソース
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/ele_mayor/list/200904/CK2009042302000159.html