ネット上で判決批判 加古川市民病院、医療過誤敗訴
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001856456.shtml 兵庫県内の弁護士でつくる兵庫医療問題研究会は24日、2007年4月にあった医療過誤訴訟の神戸地裁判決をめぐり、
「インターネットのブログ上に、医師を名乗る匿名の利用者らから誤った書き込みが相次いでいる」として、
公正な議論を求める声明を出した。
同研究会によると、この訴訟は、加古川市民病院(加古川市)が、心筋梗塞(こうそく)の救急患者に
適切な対応をせずに死亡させたとして、遺族が損害賠償を求め、病院側の転送義務が争点になった。
判決は医師の過失を認め、「早期に転送すれば救命可能性があった」とし、病院側が敗訴した。
ところがその後、複数のブログでこの判決に対する批判が噴出。「転送要請をほかの病院に断られているうちに、
容体が悪化した」など裁判所の認定と違う内容や、原告を中傷する書き込みが相次いだという。
声明では「裏付けもせず、非難中傷を発信することは、患者家族の名誉を侵害する」と指摘。
同会代表の泉公一弁護士は「医療側と患者側の対立は、医療の安全に向けての議論を妨げる」と、冷静な対応を呼びかけた。
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