自民党の安倍元首相と民主党の前原誠司副代表が14日、同じ飛行機で米国に旅立った。
海洋資源開発などに関する日米協力のあり方を探るシンポジウム
「第3回日米シーパワーダイアローグ」に出席するためだ。
両氏は安全保障政策で共通点が多く、議員会館の部屋も隣同士。
特に前原氏は自民党との「近さ」がしばしば話題になるだけに、
「政界再編につながる行動では」と憶測も呼んでいる。
しかし、当の前原氏は、こうした見方を打ち消すのに懸命だ。
11日には神戸市内で記者団に、「招待された中に安倍さんも私もいた。
会議ではおそらく接触もない」と強調した。
この日も、最後に搭乗した安倍氏より一足早く、一般客に交じって機中に消えた。
衆院選を控えた微妙な時期の、ライバル政党の党首経験者による「呉越同舟」は今後、
政界にどんな風を呼ぶのか――。
(2009年4月14日23時20分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090414-OYT1T01040.htm