【国際】欧州で人気、日本の「BONSAI」が輸出ピンチ EU、突然の盆栽輸入規制強化

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1かなえφ ★
 「BONSAI」として欧州で根強い人気の日本の盆栽と庭木の輸出が危機に直面している。
出荷ピーク直前の昨年10月、欧州連合(EU)が突然、輸入規制を強化したためだ。世界的な
不況が追い打ちをかけ、在庫は積み上がるばかり。業者からは「ダブルパンチ」と悲鳴が上がる。

 日本の盆栽と庭木が欧州で広まり始めたのは40年ほど前。今では専門誌が発行され、
「ボンサイマスター」と呼ばれる専門家も誕生。五葉松やモミジ、カエデといった種類が人気で、
贈り物としても利用されている。農林水産省によると、おもに埼玉、茨城、島根などで生産され、
東京港や横浜港、名古屋港などからEU向けに年間約60万本が輸出されている。

 盆栽の土に害虫が入り込んでいる危険性があるが、欧州各国は人気を背景に、厳しい栽培基準を
設けた上で輸入を許可してきた。

 しかし、昨年10月15日、EUの欧州委員会は突然、盆栽の輸入規制強化の緊急措置を施行すると
世界貿易機関(WTO)に通報した。オランダに輸入された庭木からゴマダラカミキリが見つかったことが
きっかけだ。
※続きます。

asahi.com 2009年4月12日5時10分
http://www.asahi.com/national/update/0411/TKY200904110221.html

▽生産業者の農園では、長さ約30メートルの盆栽棚に輸出できなくなったモミジやカエデの盆栽約1500鉢が並ぶ(画像)
http://www.asahi.com/national/update/0411/images/TKY200904110235.jpg
▽英国向けに輸出される予定だったモミジの盆栽。EUの緊急措置で輸出できなくなった(画像)
http://www.asahi.com/national/update/0411/images/TKY200904110234.jpg