【マスコミ】NHKスペシャルに日本李登輝友の会が抗議声明★7
異国の民となりて…日本の皆様へ その2
鄭 春 河 (旧名 上杉重雄)
旧宗主国日本は何故台湾を放棄して将来の生路を考慮してくれなかつたのか。対日平和条
約発効の際、法務省民事局長の一通達で台湾人の日本籍を認めないことにした。即ち、台湾
住民の「住民自決の原則」を無視して、台湾割譲の際には認めた「国籍選択権」を認めてく
れなかつたのである。悲しい哉、我々は自らの手で白らの運命を決定することができなかつ
たのだ。我々は深い悲しみと、どうしやうもない宿余的怒りを感じて暫し呆然白失の体が続
いた。
その後、年と共に脱皮し、近頃は誰を怨むことなく、今日まで生かされたことに限りなく
感謝して、無き戦友の冥福を祈る毎日です。
毎年八月、日本の大学生代表十数名が研修に派遣されてくる。
「…国土防衛は国民の義務であり道徳である。自国の国民が守らずに誰が守つてくれるか」
と二時間も費やして説明したが、残念ながら理解させる術がなかつた。
これが現今の日本の若者の偽らざる姿である。問題は教育にあるのだ。道徳教育と歴史を
教へない国はおそらく日本だけだらう。いつたい文部省と教育機関はみな共産党員か、
旧社会党員なのか。
今の日本人は「不如外人(がいじんにしかず)」と批判されても致し方あるまい。
非国民が半数もゐる日本がどうして外国と太刀打ちできようか。「国家意識のない国民は亡ぶ」
は死語ではない。良き指導者よりも、国民一人一人の自覚が何よりも大事だ。
身をよぢつて媚を売つて謝罪外交、不戦決議をしたところで何を得たのか。周辺国に難癖
をつけられ、さんざん馬鹿にされて、二十兆もの賠償を請求されたではないか。靖国神社に
参拝もしない輩が不戦決議とはよくも言つたものだ。また、マスコミが一謝罪により、日本
の企業にいい影響が出る」といつた報道を繰り返したため、日本政府は東南アジア各国から
の信頼をますます失つてゐる。
「台湾人元志願兵と大東亜戦争いとほしき日本へ」