北海道工業大:29年かけ手作り「D51」を製作
北海道工業大(札幌市手稲区)の実習室で同大の契約職員、
長岡正忠さん(64)が蒸気機関車の製作に挑んでいる。来春には29年の歳月をかけた「D51」が発車する予定だ。
長岡さんは元高校教諭。81年、赴任先の富良野工高で生徒らと製作を開始した。
東京都内の古本屋で設計図を入手、富良野市役所前に展示してある「D51」の実寸を計り、参考にした。
大きさは実物の4分の1で全長3・2メートル、重量約800キロ。25馬力で最高時速は20キロになる予定だ。
本体はほぼ完成し、後は運転台と、石炭や水を積む炭水車を造れば完了する。
長岡さんは「何度も断念しようと思ったが、やめるとだだの『鉄クズ』になると思い、
ここまできた。走らせるのが楽しみです」と話している。
毎日新聞 2009年3月28日 22時45分
http://mainichi.jp/hokkaido/archive/news/2009/03/28/20090328hog00m040010000c.html