【西松事件】総選挙前の立件、検察OBも「なぜ?」 容疑内容についても「立件のハードルを下げているのでは」との疑問も

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2 ◆PENGUINqqM @お元気で!φ ★
(>>1の続き)
 ■容疑    

 「総額が2100万円で、しかもすべて表の寄付。その名義を偽った疑いがあるという
だけの今回の事件は、規模、様態とも極めて軽微であることは否定できない」。元特捜部
検事の郷原信郎・桐蔭横浜大法科大学院教授はそう指摘する。

 04年に発覚した日本歯科医師連盟を巡る政治資金規正法違反事件で、特捜部は1億円の
裏献金を受領した自民党旧橋本派(平成研究会)の会長代理だった村岡兼造元官房長官を
政治資金規正法違反で在宅起訴した(有罪確定)。しかし、党の政治資金団体・国民政治協会
を経由して3000万円を迂回(うかい)献金されながら収支報告書に記載しなかったとして
検察審査会で「起訴相当」とされた山崎拓元副総裁は不起訴とした。

 こうしたことから他のOBも、今回の事件で立件するか否かの境目を示す「ハードル」に
ついて「下げたと受け止められても仕方がない」と懸念する。

 「時期が最悪」と指摘した元幹部は、こうも語った。「(ロッキード事件の田中)角栄
(元首相)に匹敵する相手(小沢氏)を相手にするわけだから、このまま(の容疑で)終わる
とまずいよ」。世論の反発を念頭に、危機感を募らせた。

〜おわり〜