★西松建設問題、直撃…自民内にも「内閣改造論」浮上
西松建設による違法献金事件を受け、自民党内で内閣改造論が再浮上してきた。
重要閣僚である二階俊博経産相側の疑惑が続出しているうえ、漆間巌官房副長官の失言・適正問題が
くすぶり続けているためだ。現時点で麻生太郎首相は慎重姿勢を示しているが、どう決断するのか。
二階氏側をめぐっては、西松のダミーである政治団体が計838万円ものパーティー券を購入していたうえ、
十数年にわたって総額6000万円もの裏献金が行われたとの報道もある。
さらに、西松が、実在の社員や家族ら計60人の名義を無断使用して、銀行のATM(現金自動預払機)から、
毎年300万円を二階氏の政党支部の口座に直接振り込んでいたと、10日の読売新聞が報じた。
東京地検特捜部では近く、政治資金規正法違反での立件を視野に二階氏側から事情聴取を行う方針を
固めたもようだが、自民党中堅議員は「関係者が逮捕されれば、二階氏の閣僚辞任は免れない」と危惧する。
これに加え、同事件について「自民党に及ぶことはない」と発言し、野党に「国策捜査」批判のスキを与えた
漆間氏の官僚機構トップとしての適正問題もある。
民主党の小沢一郎代表の公設秘書の逮捕という“神風”が、一気に大逆風になりかねない中、
自民党内から内閣改造論が再浮上しているのだ。
自民党閣僚経験者は「どうせ、3ポストを兼ねる与謝野馨財務・金融・経済財政相の兼職は解かなければならない。
タイミングを早めて、二階氏と漆間氏も交代させてはどうか」と語る。
内閣改造は先月、中川昭一前財務・金融相が「ヘロヘロ会見」で辞任した直後にも浮上した。(
>>2-5に続く)
ネタりか
http://netallica.yahoo.co.jp/news/69401