【ゲンダイ】もう日本で飽きられたミシュランガイド

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1出世ウホφ ★
●東京09年版は売り上げ4分の1、京都版も日の目見ず
ミシュランは今秋、アジア3番目の「ミシュランガイド」として「大阪版」を発売する計画だ。
東京版や香港・マカオ版の発売では「調査がズサンすぎる」
「フランス人に和食や中華がわかるのか」と大ブーイングだった。

大阪版の店のセレクトもピントはずれになる可能性大だが、そもそも、日本人はとっくにミシュランガイドに飽きている。
強気で初版26万部を刷った2年目の「09年版ミシュランガイド東京」の売り上げは「前年の4分の1程度」
(大手書店関係者)とボロボロ。日刊ゲンダイ本紙で「行っていい店わるい店」を連載中の友里征耶氏も一刀両断だ。

「編集責任者のナレ氏は、高級店ばかり選んだという批判に、『店選びに慎重になる不況こそ、このガイドが役に立つ。
安い店を探したければ他のガイドブックをどうぞ』と自信満々でしたが、この景気後退で完全に裏目です。
日本人の熱しやすく冷めやすい性格を甘く見ていたことも、敗因のひとつです」

今では飲食業界もミシュランに不信感を強めている。東京の次として有力だった京都では、
昨年春頃から店側とミシュランがゴタゴタしている。

「京都ではすでに調査が進んでいましたが、老舗料理店を中心に、ミシュランへの掲載や店内写真の
撮影を拒否する店が続出したのです。そのため昨年秋に、京都版を中止したといわれています」(友里氏)

大阪では早くも「タコ焼きやお好み焼きが載るのを期待」なんて声が上がっている。
大阪人にもオチョクられるミシュラン。もう日本から撤退する時だ。

(日刊ゲンダイ2009年3月5日掲載)2009年03月08日10時00分 / 提供:ゲンダイネット
http://news.livedoor.com/article/detail/4051199/