【社会】 「人権優先を」 不法滞在・カルデロンのり子さん一家の在留特別許可求める意見書可決、首相や法相に提出へ…蕨市議会★7

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253名無しさん@九周年
そもそも、最高裁は国外退去を命令してはいない。

行政事件訴訟で最高裁ができるのは、行政府の処分(この場合国外退去処分)が
違法であるか否かを判断する事、違法であれば是正する命令を出す事、これだけ。

今回の事件では、国外退去処分自体は違法ではないから、請求されている取消命令は出せない、ここまでが最高裁の判決。

つまり、最高裁は法務省に対して国外退去処分を「取り消さない」とは言えるけど、「国外退去にしろ」といえる立場にはない。
(渡邊弁護士からして「退去を命じた」って言葉は使ってるけど)

法務大臣が在留特別許可を出すのは法律で認められた裁量の範囲内。
犯罪的手段でも使わない限り、カルデロン側に在留特別許可を出す事を強制する方法はない。

最高裁が「国外退去にしろ」と命令しているわけでも、法律で例えば違法行為者には絶対許可を出すなと規定されているわけでもなく、
立法府である国会は法律の上では法務大臣の裁量、判断に任せているのだから、

法務大臣が在留特別許可を出すのも在留特別許可を出す事を一般的な方法でお願いする事も、それがただちに法治国家として違法である、
という評価はできないのが法的なロジックになる。