2009年2月28日、今年2月に中国のインターネット界を最も騒がせた人物といえば、
「毛沢東像にまたがった女子学生」だろう。中国全土からありとあらゆる罵詈雑言と
脅しを受けた彼女は今、自宅から一歩も出られない状況に陥っているという。四川省の
「天府早報」とニュースサイト「四川在線」が伝えた。
湖南省長沙市にあるテーマパーク「世界の窓」に「湖南偉人百人群像」という銅像が
設置されている。湖南省出身の偉人100人の銅像が建ち並ぶなか、1人の若い女性が
毛沢東像によじ登り、その頭部を両足ではさみ肩車のような格好でまたがっている姿が
ネット上に公開された。友人の男性1人が登る彼女の手助けをし、女性2人がカメラで
写真を撮っていたという。
この写真が公開されるや否や、中国全土のニュースサイトがこれを転載。写真を見たユー
ザーらは怒り爆発、女性あてに過激な非難の書き込みや脅迫を続けた。
こうした状況の中、本人を名乗る人物がネット上に謝罪文を発表。毎日両親から思想教
育を受けていることや、怖くて学校にも行けず自宅に引きこもっていること、夜は睡眠薬を飲ま
ないと眠れないことを明らかにした。だがその後の調べで、この謝罪文は友人たちが本人の
代わりにネット上に発表したことがわかり、「反省が足りない」と非難の声がさらに大きくなって
いる。ちなみにこのニュースについて大手ポータルサイト「網易」のコメント欄には、18時間で
9000人以上がコメントを送っているが、彼女を非難する言葉が圧倒的に多い。
ソース、 画像
http://www.recordchina.co.jp/group/g29026.html