【政治】「麻生首相の積極外交、長期的には日本の為になる。政権は失ったとしても、歴史の評価は得られるだろう」田中明彦・東大教授
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名無しさん@九周年:
32 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2009/02/15(日) 20:42:26 ID:n83rw53G0
【メタンハイドレート】
(1)米国さんがやってくれた
今、日本海に埋蔵される海底資源ってのは、メタンハイドレート(以下、MH)
のように岩盤上に蓄積するタイプと、大陸プレート接合面での熱水鉱床から出た
溶存金属が積層したタイプに分かれるんですよね。
で、両者とも我が国の領海〜EEZ(経済的排他水域)
に集中しています。(尤も、調査が進めばユーラシア大陸側にも見つかるかも
知れませんが。)こいつがEEZ境界とかだったら大陸側諸国もイチャモンを
つけれるのですが、どう見ても付けられない位に日本よりになっています。
3年ほど前、我が国でも新潟沖から北海道奥尻までの水深200m〜500mの
水深帯にMHの大規模鉱床が見つかったのですが、同時期、
ロシアのサハリン・プロジェクトで、日本の商社がガス田掘削の技術を
どんどん蓄積していっている。
こいつは米国さんから見ると、エネルギーという首枷から日本が離れていくことを
意味しており、あまり嬉しくない状態となりました。とは言え、
小泉さんとブッシュが仲良しなので、あまり表立って動くこともできない。
そこで目を付けたのが、国連海洋法条約の「閉鎖海又は半閉鎖海
(+附則書IIIあたり)」の項目です。
要はこれ、地中海とか黒海とかを対象に、複数の国の領海を含む内海
(外洋に面さない海)では沿岸国みんなで仲良く配分しなさい、
という中身なんですが、こいつを日本海の資源開発に応用しないか?と
やったわけです。