福岡県警は12日、勤務中に警察電話でツーショットダイヤルにかけたり、出会い系サイトで知り合った
女性の身元を警察署のパソコンで照会したりしたとして、東署交通1課の男性巡査長(45)を戒告処分にした。
巡査長は同日付で辞職した。
県警によると、巡査長は2005年2〜3月、当時勤務していた吉井署(現うきは署)管内の交番で、
同僚が巡回に出た時などを見計らって警察電話から計6回(約50分間)、ツーショットダイヤルにかけて女性と話した。
さらに07年12月〜08年9月、出会い系サイトで知り合った女性3人の身元を調べるため、東署のパソコンで
女性たちから聞いた名前が本当かどうかを免許証のデータベースなどに照会後、会っていた。
巡査長は「女性が本名を名乗っていれば安心して付き合えると思い、照会した」と話しているが、うち2人との交際を巡って
08年9月、暴力団組員らに金を奪われる強盗致傷事件に遭っていた。
県警はこのほか、08年5〜6月に会計書類や郵便切手1400枚(計11万6000円)などを捨てたとして、
博多署会計課の男性職員(35)を公文書毀棄(きき)容疑などで福岡地検に書類送検し、減給10分の1(6か月)の
懲戒処分にした。
物品は部下の女性職員が管理しており、「女性職員が好きだった。紛失物があれば相談してくれると思った」と供述しているという。
この職員も12日付で辞職した。
(2009年2月12日21時33分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090212-OYT1T00934.htm