インターネットのファイル交換ソフトを使って、児童ポルノの動画を不特定多数の人が
入手できるようにしていたとして会社員の男が、12日、埼玉県警察本部に逮捕されました。
逮捕されたのは千葉県我孫子市の会社員、渡辺拓也容疑者(28)です。警察の
調べによりますと、渡辺容疑者は、ことし1月、インターネットのファイル交換ソフトで
「Winny」をもとに作られた「Winnyp」に児童ポルノの動画ファイルを保管し、
不特定多数の人が入手できるようにしていたとして児童ポルノ禁止法違反の提供目的所持などの
疑いが持たれています。「Winnyp」に保管された動画は、同じソフトを使っている人が
自由に入手することができ、警察によりますと、渡辺容疑者のソフトにも多数のアクセスが
あったということです。また渡辺容疑者のパソコンからは、大量の児童ポルノの動画のほか、
「eMule」と呼ばれる別のファイル交換ソフトを使っていた形跡が見つかっています。
埼玉県警察本部は、去年11月、このソフトが悪用され大量の児童ポルノが流出した事件を
摘発していて、警察は渡辺容疑者が摘発を逃れるため「eMule」を削除し、
「Winnyp」を使っていたとみて捜査しています。警察によりますと、渡辺容疑者は
容疑を認めているということです。
*+*+ NHKニュース 2009/02/12[12:58] +*+*
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014115741000.html