【マスコミ】 毎日新聞、下着ドロの熊本支局次長を懲戒解雇★2

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481名無しさん@九周年
吉兆について・・・



憂楽帳:ブランド過信

 
「私は寝ていないんだ」と社長が言い放ち、企業イメージを
失墜させた雪印乳業の食中毒事件が起きたのは00年。トッ
プの発言の重みや社内情報の集約のあり方など、不祥事対応
の「教訓」が詰まった事件だった。経済部で私が担当してい
た企業の広報担当者も「危機管理、危機管理」と念仏のよう
に唱えるようになり、専門家を名乗る人のセミナーも盛況を
極めた。

 要は、不祥事が起きたら即座に情報を集め、すべて隠さず
開示すること。これに尽きる。後から新事実が発覚すれば、
ダメージは何倍にも増幅されるのだから。

 この会社の場合、ブランド力がすべての危機を吹き飛ばす
と思っていたのだろうか。後から後から偽装が発覚し、つい
に司直の手が入った船場吉兆。「パートの独断」「取締役が
指示」と責任の所在を巡る言い分が対立するが、それ自体が
危機管理はおろか、ガバナンス(企業統治)さえ不在だった
ことを示す。

 「言い値」で商売できる高級料亭のブランド力も信用あれ
ばこそ。偽装もさることながら、その後の対応があまりにお粗末だ。
【友田道郎】
毎日新聞 2007年11月19日 西部夕刊