日本外交は、いま「あひるの水かき」中なのか
その昔、私がまだ外務省に入ったばかりの頃、「外交はアヒルの水かきのようなものだ。
外からは見えないけれど一生懸命水面下で脚を動かしている」という迷言をはいた幹部がいた。
「外務省は何をやっているんだ」という批判に答えた言葉である。
もちろんそれは嘘で、実際は何もやっていなかった。
外交が行き詰まって、する仕事がなかった。暇をもてあましていた。
とうの昔に亡くなったしまったその幹部が、
どうだ、われながらいいごまかしのセリフを考えついただろう、と笑っていたことを懐かしく思い出す。
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