【医療】病理診断の時間短縮 腫瘍の手術中、10分の1に 富山大・八田技術専門員が装置開発

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1 ◆PENGUINqqM @お元気で!φ ★

 富大大学院医学薬学研究部(医学)の八田秀樹技術専門員は十三日までに、
腫瘍(しゅよう)の手術中に病変が良性か悪性かなどを判断する「術中迅速
病理診断」の所要時間を短縮することに成功した。超音波を使い、免疫染色の
時間を従来の十分の一に縮める装置を開発した。診断の精度も高まり、医師、
患者双方の負担軽減につながると期待される。

 病理診断には、組織の一部をホルマリンに浸した後、パラフィン(ろう)で
固めて悪性かどうかなどを判断する「生検病理診断」と、手術中に腫瘍の性質や
転移の有無を素早く判断するため、組織を急速冷凍して短時間で診断を下す
「術中迅速病理診断」がある。

 標本に免疫染色を施すことで診断の精度は上がるが、処理に一時間以上かかる
ため、緊急を要する「術中迅速病理診断」では免疫染色は適さないとされてきた。
八田技術専門員らは、超音波装置を使って試薬の浸透力を高め、免疫染色の
処理時間を十分以内に短縮、診断の精度も約80%から99%にまで高めた。

 実験では、治療用超音波発生装置を使い、胃がんと大腸がんが転移したリンパ節
の病理組織を検体にした。超音波発生装置の出力や時間を変えて検体を比較した
ところ、最も成績のいいもので時間を十分以内に抑えることができた。

 研究は、八田技術専門員が富大大学院医学薬学研究部(医学)の常山幸一准教授
(病理診断学)、近藤隆教授(放射線基礎医学)、理化学機器メーカーの黒川製作所
(富山市)などと共同で進めてきた。二月十九日から愛知県岡崎市で開かれる
第二十回生物学技術研究会で、新装置の仕組みなどについて発表する。

▽富山新聞
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20090114204.htm
依頼がありました
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1231588677/518
2名無しさん@九周年:2009/01/14(水) 22:34:49 ID:t0+PaMDK0
2なら2ゲット
3名無しさん@九周年:2009/01/14(水) 22:43:15 ID:owGN++WN0
>>八田秀樹技術専門員

主任研究員とかしたほうがカッコいいだろう。
4名無しさん@九周年:2009/01/14(水) 23:26:05 ID:bL4YGZYg0
この病理診断が10分の1になることによって、トータルの手術時間はどれくらい減るの?
トータルの手術時間に占める病理診断の割合が良く分からん。

でも飽くなき向上心には敬意を表したい。
5名無しさん@九周年:2009/01/15(木) 00:05:40 ID:SVZQA73mP
時間短縮というのは看板みたいなもんで、
実際は術中の切除範囲決定の精度が上がることが重要。
もちろん結果が出るまで早ければ早いほどできることも増える。
6名無しさん@九周年:2009/01/15(木) 01:14:30 ID:601c7u010
あまり意味ナイトおもす。以上。
7名無しさん@九周年:2009/01/15(木) 05:36:58 ID:dPb+dgGH0
染色時間をいくら短くしても、その読影数に対しての
読影診断する病理医の数がボトルネックになってるんじゃね?
8名無しさん@九周年:2009/01/15(木) 05:41:23 ID:hYCNJrlD0
ちゃんと特許申請してるのかな。
9名無しさん@九周年:2009/01/15(木) 06:46:53 ID:CZ3+CrvC0
チームバチスタの栄光か
10名無しさん@九周年:2009/01/15(木) 07:14:04 ID:scCsIf3l0
余計なところを切ったりせずに済む
手術時間が短くなって身体への負担が軽くなる
手術の作業量が減るのでミスも減らせる
いいことづくめだなぁ

精度が80%〜99%というからもう少し精度を高めて欲しいところではあるが・・・
11名無しさん@九周年:2009/01/15(木) 11:13:15 ID:e99NPbooO
八田さん…

いつの間にこんなことしてたんだ
12名無しさん@九周年:2009/01/15(木) 11:21:20 ID:HoHODjzM0
術中診断が出るまでは、腹開けたまんま、乾かないように濡れガーゼ乗っけて待つしか無いもんな。
早く結果が分かるなら、それに越したことは無い。GJ>八田秀樹技術専門員
13名無しさん@九周年:2009/01/15(木) 13:38:44 ID:JouxZcRy0
>>7
おおまかなぶぶんは
コンピューターで処理できそうじゃね
14名無しさん@九周年:2009/01/15(木) 19:55:30 ID:1MbGvIJrP
技術専門員ということは修士なのかな。
この成果でPhD貰えるわけだね。

良かったね。と言いたいが先が大変だ。
15名無しさん@九周年:2009/01/15(木) 19:59:20 ID:jkRXCeVh0
>>14
よく分からないけど、何で大変なの?
16名無しさん@九周年:2009/01/16(金) 02:07:52 ID:lUUJVR4z0
中年だと思ってない中年じじー死ね 中年だと思ってない中年じじー死ね
中年だと思ってない中年じじー死ね 中年だと思ってない中年じじー死ね
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その老いたすがた気持ち悪すぎ
その老いたすがた気持ち悪すぎ
その老いたすがた気持ち悪すぎ
その老いたすがた気持ち悪すぎ
しわしわしわしわしわしわしわしわしわしわしわしわ
そのみにくい姿で世の中に出てくんなよ
死ぬとき このレスの事思い出してくれよ
ニヤニヤ(・∀・) ニヤニヤ(・∀・) ニヤニヤ(・∀・) ニヤニヤ(・∀・)
ちょっとは落ち込めよ 中年オヤジ
17名無しさん@九周年:2009/01/17(土) 15:27:18 ID:HTqrFkxq0
県がん拠点病院勤務の病理医が来ましたよ。

>>1
記事の肝は
> 標本に免疫染色を施すことで診断の精度は上がるが、処理に一時間以上かかる
> ため、緊急を要する「術中迅速病理診断」では免疫染色は適さないとされてきた。

この部分です。
免疫染色をしない、通常の凍結標本での基本的な染色であれば、病理部門での
純粋な作業時間は切り出し→凍結→薄切→染色で10〜15分というところです。

あとは診断そのものの時間、検体が手術場から届くまでの時間とか、その他の
テクニカルな問題も含めて、施設ごとに差はあるでしょうが、所要時間20分くらいで
報告するのが普通だと思います。

免疫染色は、通常どう短縮しても30分以上の作業時間自体が必要でしたから、
最初の普通の染色(HE染色)で判断に悩んで免疫染色を追加すると
手術場では多くの場合1時間以上待つことになり、患者さんの負担も手術室の
負担も大きくなり、よほど特殊な状況でなければ施行できませんでした。

良悪性に悩むような、判断の難しい標本が出されたときに、+10分(まあ実際には
15分くらいはかかるでしょうが)で精度を高めることができるのなら、歓迎する
外科医も多いと思います。
18名無しさん@九周年:2009/01/17(土) 15:32:04 ID:HTqrFkxq0
>>4
術中迅速が出される手術で、しかも病理診断に悩むケースが対象ですから、
一般的な意味での手術時間短縮の効果はあまりありません。

そもそも術中迅速診断というのは、標本作成過程(凍結)などの技術的な問題で
ホルマリン固定の永久標本よりも精度がいくらか落ちてしまいます。

むちゃくちゃな手術時間延長なしに、免疫染色を術中迅速に導入することで、
この精度をいくらか高めることが出来る、というのが本筋です。
今までは、免疫染色してたら手術時間延びすぎてしまって、非現実的だったんですね。

技術的な進歩としては「ある手法の為に必要な時間が短縮できた」なんですが、
現場が得られるメリットとしては「精度を高めることが出来る」ということになります。

あ、コストは高くなります。もちろん。
19名無しさん@九周年
>>5
って、全部>>5の人が短くまとめてるやんかorz

>>13
まだむりかなぁ。

細胞診あたりで機械的スクリーニング技術は開発されてたと思いますが。

検体ごとのvariantが大きくて、機械に読ませるのはなかなか難しいと思います。