【産経新聞】『生活保護は当然の権利だ』とか『総選挙で政治を変えよう!』とか「派遣村」を取材してて何だかなぁ…と思いました★3
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名無しさん@九周年:
自己責任論者は、長いけど、ぜひ読んでくれ・・・
派遣村を、失業問題ではなく、ワーキングプア問題として、もう一度、考えようよ
フルタイムで働いてるのに、生活保護以下の賃金にしかならない人々、
スキルが全く身につかない、超単純労働で働く人々、
度を超えた、肉体労働、感情労働で、体と心が、崩壊寸前になってしまう人々・・・
そういう悲惨な労働者が急増した、それがワープア問題だった
なぜ彼らは、そういった劣悪な環境で働き続けたのか?
なぜ彼らは、真っ当な仕事に、転職しなかったのか?
一つには、劣悪な仕事に就いたが最後、そこから抜け出すことが難しい、ということが指摘された
貯金があれば、仕事を辞めて、ゆっくり職探しができるが、賃金が低い
失業保険が貰えれば、失業しても、きちんと職探しができるが、派遣会社が雇用保険加入義務を無視する
親元に頼れれば、ニートしながら、ちゃんと職探しができるが、親元も高齢の貧困層
自分のスキルアップのための投資も、同じ事情で、難しくなる
つまり、彼らには、余裕が無かった。湯浅の言葉では「溜め」が無かった
今日明日のご飯や、家族のため、「何でもいいから」仕事を続けねばならない、悪循環に転落した
全ての労働者ではないが、一部の労働者には、確かにそのような事情があった。だからワープア問題が浮上した。
派遣や請負だけじゃなく、一部の正社員層にも、これに近い状況はあったし、今もある
派遣村問題を、失業問題として捉えると、求人はあるだろ?で終わってしまう
でも、ワープア問題として捉えれば、「何でもいいから」仕事しろ、というのは悪循環だと気づくだろう
経営者や一部の政治家、悪徳派遣業者が満足するだけ、ということにも気づく
湯浅のワープア問題への主張は、雇用保険制度を充実させ、職探しの時間を与え、職業訓練を提供すること、
つまり、底辺に落ちたとしても、普通の労働者に這い上がるための機会だけは与えよう、ということだ
湯浅が生活保護を申請させたのは、彼らを生活保護で暮らすだけの人間にするためじゃないよ
悪循環にハマッた人に、緊急避難的に、脱出のチャンスを与えるため、ってことは理解してあげようよ
今は、自己責任で、あるいは偶然の不幸の連続で、誰でも底辺に落ちる可能性はあるんだから。