下山判事に罷免判決 女性職員へのストーカー行為で
部下の女性職員へのストーカー規制法違反罪で有罪が確定し、国会の裁判官訴追委員会から
罷免を求められた下山芳晴・宇都宮地裁判事(55)に対し、裁判官弾劾裁判(裁判長・
松田岩夫参院議員)は24日、罷免判決を言い渡した。罷免判決は少女を買春したとして
児童買春禁止法違反罪で有罪確定した元東京高裁判事以来7年ぶりで、戦後6人目。
弾劾裁判は憲法で身分が保障されている裁判官の罷免の是非を国会議員が審理、
判断する裁判手続き。判決への上訴は認められず、言い渡しと同時に確定する。
裁判官の身分だけでなく法曹資格も失う。
判決によると、下山判事は甲府地、家裁都留支部長だった今年2―3月、部下の女性職員に
恋愛感情を抱き、「もうお風呂入った?」などの内容のメールを匿名で繰り返し送りつける
ストーカー行為をした。同判事はストーカー規制法違反罪で起訴され、甲府地裁で8月、
懲役6月、執行猶予2年の有罪判決を受け確定している。(14:50)
NIKKEI NET
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081224AT1G2401R24122008.html