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111名無しさん@九周年
【竹中平蔵 ポリシー・ウオッチ】最も失われた1年
■誤った政策がもたらす三重苦
 日本経済が大変な危険水域に突入した。経済成長はマイナス、企業は大幅減益、雇用減少が鮮明化し、
家計消費が大幅に悪化している。日銀短観も悲観一色となった。そうした中、政府の経済政策が不適切な
方向に向かっている。現状は、確かに100年に1度の金融の嵐が吹き荒れている。しかしより深刻なのは、
現内閣の経済政策が迷走を続けていることだ。

 あまりの迷走ぶりに、メディアの評価も厳しさよりはあきらめムードが漂う。しかし政策を糾(ただ)すために、
何が問題なのか明確に指摘しておこう。不適切な経済政策が、いったんは復活した日本経済の蓄積を
食いつぶしつつある。首相からは、予算規模を拡大する一方で、増税時期を中期プログラムに明記するという
一貫性を欠く指示が出され、予算編成はそのような方向で進んでいる。このままでは、景気は回復せず、
財政再建は遠のき、そして増税だけが残るという姿になる。まさに、誤った政策による三重苦だ。
1990年代の日本経済は失われた10年と呼ばれたが、平成20年秋に始まった麻生政権下での
政策混乱が来年秋まで続けば、日本は「最も失われた1年」を経験するかもしれない。

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081222/biz0812220312001-n1.htm