★若い女性から多数? 麻生に激励クリスマスカード殺到
「2ちゃん」で火がつき全国に拡大
・麻生太郎首相の議員会館にある事務所に、首相を励ますクリスマスカードが多数届いている
ことが15日、分かった。漢字の読み間違いや失言、政策のブレなどが直撃し、内閣支持率が
急落して厳しい冬を迎えている首相だけに、極めて異例の出来事とも言えそうだが、いったい
何が起きているのか。
首相周辺によると、カードははがきや封書で郵送されたものが15日までに約250通、FAXが
約100通届いた。どれも「景気対策を優先する首相を支持しています」、「私たち国民の力が
元気玉のように集まり、麻生総理の力に」など首相を応援する内容だ。
若い女性からとみられるものも多く、雪だるまやクリスマスツリーのシールが張ってあったり、
首相やゴルゴ13の似顔絵を載せるなど思い思いの装飾が施されている。ほとんどに送り主の
住所と氏名も書かれ、全国から届いているという。
首相とはいえ、支持率は各種世論調査で急落中。さらに議員の事務所にこれほど大量の
カードが届くのは異例なこと。関係者によれば、当初は事務所サイドも「突然、どうしたのか」と、
嬉しさとともに戸惑いも隠せない様子だったという。
実はこのクリスマスカード、火がついたのはインターネットからだったようだ。今月8日、匿名
掲示板「2ちゃんねる」に「麻生総理にクリスマスカードを送るオフ」というスレッドが立ち、
「なるべく議員会館に」「住所と氏名を書いて」といった送付方法が議論されるなかで賛同者が
増え、さまざまなブログなどでも紹介される形で全国に広がったとみられる。
ネットの住人が匿名の枠を超え、特定の政治家を応援する郵便物を送るイベントが自然発生
するのも前代未聞。クリスマスが近づくにつれ、日に日に届くカードの量も増えているそうだが、
麻生事務所では「ありがたく思っています。しっかりと政策をやらせていただきます」と話している。
http://www.zakzak.co.jp/top/200812/t2008121541_all.html