>>336 続きがあるじゃんw最後の2センテンスのオチに納得しまくったわw
・・・と、そんなことを感じていた矢先。
新幹線の中で「元プロ野球選手・村田兆治さん」のインタビュー記事(WEDGE11月号)を読んだ。
その珠玉の言葉に、テレビや広告業界は、学ぶべきことがある。
村田兆治さんは、なぜ、140キロの球を投げることにこだわるのか?
その答えが、秀逸である。痺れる。
「『俺は、昔はこうだった』と言ったところで、聞いた人は『あんた、今やってみせろ』って思うでしょう。
やってみせることで、それが事実だとわかる。だから、やれないのは、評論家なんだ。
そんな人の言うことを、本気で聞くわけがない」
「『こうしてごらん』と教えるとき、話しだけ聞かせてお茶を濁すのも一つの方法だけど、
実際に、見せなきゃ子供だって聞くわけがない。
私は『昔は凄かった』じゃなくて『今が凄い』って言われたいんです」
昔の自慢話で、自分を大きく見せようとはしない。自分の現役時代を知らない子供達に、凄い野球を伝えるためには、
「自分が、いま凄くなくてはいけない」から、「いまを磨き続ける」。
そんな村田兆治さんと比べて
久米宏さんや関口宏さんのテレビ番組を見てみると・・・
その画面からは、140キロのストレートは、残念ながら伝わってこない。
何を磨き続けているのかが見えてこない。
昔の自慢話に浸りながら自分を大きく見せ、そのポジションを確保しているような大物プロデューサーに支えられて、
「昔は、凄かった」残像をなぞっているだけにしか見えない。
視聴者のこころに火をつけるのは、「いまが凄い」ヒトである。
「いまに磨きをかけている」ヒトである。