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>>1のつづき)
既婚者に夫の年収を聞いた質問でも、稼ぐ妻は稼ぐ夫と結婚している傾向が見える。年収800万円
以上の妻が、年収800万円以上の夫を持つ割合は75%。
一方で、妻の年収が600万円未満のカテゴリーでは、夫の年収も600万円未満のケースが3割
ほどに上る。
結婚相談所「クレッシェンド横浜」代表の小池秋絵さんは言う。
「今の男性は自分の生活とかけ離れていない女性を望む場合が多い。会話や趣味を楽しめて、
共に人生を豊かにできることが大事。年収も高く優秀な男性と結婚したいのであれば、女性も
同じようにレベルアップするしかないんです」
●健気系は「お断り」
ここのサービスに登録する中で一番人気の男性は、見た目がさわやかなスポーツマンタイプで
年収1000万円以上の一部上場企業に勤める30代男性。次々と女性から「交際お申し込み」
オファーが入る。
お見合いやデートになると、女性は「朝早起きして、パンを焼いてきました」「手料理が得意なので
ぜひ食べてほしい」と、健気さをアピール。だが、この男性は健気系には惹かれないのだという。
最近は、履歴書で健気アピール系だと感じられる女性には、会う前に「お断り」を入れている。
この男性はバツイチで、かつての結婚でこんな経験がある。海外に赴任した際に、同行した
専業主婦の妻が、ホームシックにかかり、それが原因で離婚してしまった。
最近久しぶりに、この男性が会ってみたいと思う女性が現れ、デートをすることになっている。
米国の大学院も出た才女で、弁護士として活躍する女性だという。小池さんは女性の学歴についてこう言う。
「最近、妻との対等な関係を求める男性は多いから、高学歴な男性にとって、女性の高学歴は歓迎。
学歴がプライドとして凝り固まっているようなタイプを除けば、プラス要素です」
●高学歴ほど大学人脈
今回のアンケートでも、学歴と出会いの関係を聞いたところ、「高学歴だと周りにも高学歴男性が
いるので、相手を探すのに有利」と答えた人は33%で、「高学歴女性は敬遠される」と答えた人の
21%より多数を占めた。(
>>3-10につづく)