【訴訟】京都老舗鞄会社「一澤帆布」相続問題訴訟、「遺言状は無効、前社長解任の取締役会決議も取消」で信三郎氏側が逆転勝訴 大阪高裁

このエントリーをはてなブックマークに追加
1窓際政策秘書改め窓際被告φ ★
「一澤帆布」相続問題、前社長側が逆転勝訴 大阪高裁

 布製かばんで知られる「一澤帆布(いちざわはんぷ)工業」(京都市)の先代の会長が
残したとされる遺言書の真偽をめぐる訴訟で、大阪高裁は27日、遺言書を無効とする
判決を言い渡した。

 先代会長の一澤信夫氏の三男の前社長・信三郎氏(59)の妻が長男の現社長・信太郎氏
(63)らを相手に、遺言書の無効確認などを求めていた。信太郎氏側は上告する方針。

 大和陽一郎裁判長は、訴えを退けた一審・京都地裁判決を取り消し、「重要な文書なのに
認め印が使われるなど極めて不自然。真正な遺言書とは認められない」と述べた。遺言書と
された文書には、同社株の5分の4を信太郎氏に相続させるなどと記されていたが、
これが無効となることで、信太郎氏らの議決権は失われると判断。当時社長だった
信三郎氏が取締役を解任された05年の臨時株主総会の決議も取り消した。

朝日新聞 asahi.com(2008年11月27日20時3分)
http://www.asahi.com/national/update/1127/OSK200811270069.html