【東京】 「高尾山の山の神、地の神、水の神はあなた方の行為を許さないだろう」 圏央道工事行政代執行 地権者らが抗議行動
わたしたちケンジュウの会は、
道路にはなんでもかんでも反対しているわけではありません。
圏央道に関しては、さまざまな意見があるのは了解しています。
わたしたちが問題にしているのは、高尾山トンネルについてです。
すでにトンネルが掘られた八王子城趾の滝枯れ
(国史跡の御主殿の滝)で、
問題になっていますように、高尾山の水環境に大きな影響を与えることが
懸念されています。
したがって、まだ一度も行われていない迂回路の検討などを行うことをわたしたちは
主張しています。
圏央道がどうしても必要ならば、何もまん丸である必要がなく、
八王子ジャンクションからいったん16号あたりまで戻り、再度外側へ出るなど
いろんな方策が可能なのでは?と考えています。
この件については、今後、政治家の方に国交省とのやり取りを行っていただくことに
なっています。
そのことを理解していただいたうえで、
カノンさんのように圏央道を必要と考えておられる方もいらっしゃれば、
疑問視されている方もたくさんいらっしゃいます。
11月23日の新聞にもありましたように、道路整備計画のもととなるデーターの
見直し(予想交通量と経済効果の下方修正)を国交省がせざるをえなくなっているように、
計画当初よりかなり交通量も下回ること、費用対効果も根本的に見直さなくてはならなく
なっているのが現状です。
高尾山トンネルは、工事総額が1400億円(事業認定書に国交省が示した金額)ですが、
他の高速道路に比べかなり高額なため、反対意見も出てくるのだと思います。
わたしたちは、できるだけ両方の意見を照らし合わせたいと
考えています。
具体的なデーターをもとに、賛成、反対の両者が、国交省も含めて
まずは冷静に議論しあうことが肝心なことではないか、と思っています。
山の自然に関する活動については、 今、民主党や自民党の一部の国会議員が、高尾山問題(圏央道問題ではありませんよ)について強い関心を持ってくれるようになっているので
国交省とちゃんと議論することが、近いうちに実現するのではないか、
と期待しています。