【歴史】中国王朝の興亡に季節風が影響 唐や元王朝の末期に季節風が弱まり深刻な干ばつに…中米研究チーム

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1依頼スレの940@おっおにぎりがほしいんだなφ ★
中国の歴代王朝の栄枯盛衰に、気候変動による季節風の変化が影響していたとする新説を、
中国と米国の共同研究チームが発表した。鍾乳石の成分分析から、
唐や元などの王朝の末期には季節風が弱まり、深刻な干ばつなどに見舞われたと判断した。
米科学誌サイエンスに発表した。

鍾乳洞内の地面からタケノコのように伸びる石筍(せきじゅん)は、
天井から落ちる水滴中の成分が長年積み重なってできる。
断面を樹木の年輪に見立て、成分を調べれば、過去の環境変化を知る手がかりになる。

研究チームは、甘粛省の鍾乳洞で約1800年前から成長を続ける石筍を採取。
これに含まれる酸素原子の安定同位体の割合を時代ごとに調べた。
酸素には重さの違う安定同位体が複数あり、その含有率は、石筍ができた時代の降水量など
気象条件の影響を受けることがわかっている。

分析では、これまで指摘されていた唐末期(9世紀末)だけでなく、
元末期(14世紀)と明末期(17世紀)も急激に季節風が弱まり、
低温で乾燥した気候に変わっていたことがわかった。
逆に、10世紀半ばの北宋初期には、季節風が強まって湿潤な気候になり、稲作が発展し
人口が増加した史実を裏付けた。

1960年代以降、中国では季節風が弱まる傾向にあるといい、チームの張平中・蘭州大教授は
「将来、中国にとって水資源の不足がさらに深刻になりかねない」と指摘している。


ソース:asahi.com
http://www.asahi.com/science/update/1116/TKY200811160147.html
石筍があった中国甘粛省の鍾乳洞
http://www.asahi.com/science/update/1117/images/TKY200811160171.jpg
分析に用いた石筍の断面
http://www.asahi.com/science/update/1117/images/TKY200811160170.jpg
2名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:06:44 ID:FBuTYaKrO
香川県民は反省して
3名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:07:12 ID:pEonqz800
3つだけかよwwww

どんだけ変わったと思ってんだ
4名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:07:41 ID:rQTlBj220
>>1
>気候変動による季節風

ジェット気流ってやつだな。
太平洋戦争中の日本は、このジェット気流を利用して風船爆弾をアメリカまで流したんだよ。
ちなみにジェット気流を世界で初めて発見したのも、日本人な。
5名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:12:07 ID:yFYI8akx0
そうさ、赤い帝国も時期に滅ぶ、人間を幸せにしないシステムは

長続きしないものだ。
6名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:13:28 ID:BLF6M7a70
なんか人の顔みたい
http://www.asahi.com/science/update/1117/images/TKY200811160170.jpg
ソースが(-@∀@)という事は、そろそろ中国で21世紀版三国志が始まって
朝日新聞の右翼ターンが始まるか?
7名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:14:10 ID:9RMjSwBK0
中国王朝、中国の歴代王朝
そんなものは存在しない
8名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:14:19 ID:EgzAbpqS0
>>2
はい、気をつけて茹でます
9名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:14:33 ID:adtg2NAeO
はわわ
10名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:18:35 ID:whDJLCx0O
同位体でどうやったら『低温』なんて事が分かるんだろ?
11名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:20:09 ID:JMCLk55d0
これが、天命が尽きたの正体か。
12名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:20:25 ID:lrbhfsgIO
飢饉が発生して王朝が倒されるパターンだけじゃないような
13名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:22:01 ID:OPkIrjI30
ある程度当たり前だって。旱魃で食えなきゃ王朝倒すって。
倒せなきゃ餓死か戦死。

中国だけじゃなく、人類史はそう。
14名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:22:33 ID:pq3tq4iB0
困ったときは孔明に東南風を起こしてもらえ
15名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:27:40 ID:qFenCVqO0
>>1
干ばつもあるだろうけど中国歴代王朝の末期」は楊貴妃みたいのが出てきたり元で紙紙幣の大量発行によるインフレだとか
自業自得で自滅したんんじゃなかったっけ?

もちろん日本の歴代政権を担ってきた多くの貴族や幕府の末期も人の事言えた義理じゃないけど
16名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:31:52 ID:wuLtzx8T0
>>1
なんか「精霊の守り人」みたいな話だな。
見えない巨大エビかカニがなんかが出てくるんじゃないか?
17名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:33:32 ID:Zr6mqXrV0
ちゃんとまめにセーブしておかないからだ
18名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:36:32 ID:RXLPJCjwO
むむむ
19名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:37:27 ID:se/suRxwO
>>1
確か古代ローマも最盛期には地中海地域の気温が高く作物が大量にとれて繁栄し、
末期には地中海地域が寒冷化して作物の不作による税収不足や北部蛮族の温暖地域への南下が誘発され滅んだ

なんて話を聞いたことが
20名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:38:34 ID:K5ULEz320
政権に対する不満が高まっているときに天災が生じると、それが引き金となって反乱が起きて政権が倒れるということだろうな。
21名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:38:38 ID:V2tD/Jeg0
アメリカも後数年で 穀物輸入国だろ?
中国小麦でも食ってろ 
BSE肉天国のアメリカさん
22名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:44:08 ID:BLF6M7a70
>>19
ギリシャの白い山肌て木を取り尽して禿山にした成れの果てだって。
23名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:44:38 ID:uyTK2LuC0
>>15
それでも豊作で国が豊かな時期だと倒れないから、重なったときに倒れるんだよ
食べ物が豊富なら基本的には王朝は倒れない
24名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:45:22 ID:/VhdPJ5xP
支那だけに限らず、世界史の中で歴史の変わり目には、
気象変動による凶作が引き金になったものが多いんじゃね?
25名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:45:54 ID:1YUTi6R10
元末期も以前から言われていたな
これほどの気候変動に、果たして現代文明なら堪えられただろうかと
26名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:48:03 ID:/5Vr1S7g0
国民が食い詰めると国が滅ぶのはセオリーなのか
27名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:51:12 ID:MAKH/FeKO
>>18
何が むむむ じゃ!
28名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:51:26 ID:PxA838sN0
やべー季節風を「季 節風」と読んで、「また韓国が中国史に韓国人が
関わった」と捏造したのかと思った
29名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:55:35 ID:BLF6M7a70
>>26
ウン
因果関係に疑問視をしている人もいるけどやっぱり脱石油社会は、目指した方がいいと思う。
あまりに未来方向に高機能すぎる日本の家電
http://yoosee.net/d/archives/2008/11/10/002.html
30名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:55:56 ID:sCm9ReU50
干ばつになり流民が発生。
放伐革命王朝交代

31名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:57:57 ID:yEj+mlgB0
>>10
温暖な気候だと動植物の繁殖や呼吸が活発になり
多くの酸素同位体が生物体内に蓄積される。その分、大気中の濃度が減る

逆に寒冷な気候になるとその逆がおきて大気中に同位体が増加する
32名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 08:59:42 ID:YLcbGHiV0
ちゃう

人口爆発で食料が足りなくなって奪い合いの世紀末救世主伝説世界になって自滅したでFA

それの繰り返し
33名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:00:24 ID:5BtJpp1RO
おまいら気付けよ
外国から食糧が入らなかったら干ばつにならずとも日本終了だぞ



ま、それもアリだなW
34名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:02:14 ID:WItda56jO
季節の変わり目におかしくなる→基地外

季節風の変わり目におかしくなる→中国
35名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:02:45 ID:uwd5p2lB0
鋤鍬で槍矛の兵隊と戦える時代ならいざ知らず、鋤鍬で突撃銃とは戦えない、水不足で政権転覆も過去の話だな。
36名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:03:08 ID:YLcbGHiV0
後漢末で5400万人いた支那人は次の統一王朝の晋代で600万しか居なかったからな
人口爆発でくいもんたらなくなって内乱滅亡、人口激減してようやく安定、また人口爆発の繰り返し

これは支那人のいいかげんな数値誇大史書資料じゃなく官倉の遺跡調査で規模から穀物生産量を推測できるほぼ正確な人口調査の結果裏付けられている
37名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:04:41 ID:g8VGa1aC0
>>24
日本も小氷期に戦国時代突入したりしているようだな
上杉謙信の関東遠征が越後国内の食糧問題緩和を兼ねていたなどの説もある
当時の為政者も、為政者として様々なことを考えて国盗りしてたんだろうな
38名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:09:39 ID:1YUTi6R10
アフリカなどは現代でもそうだ
食えてさえいれば、どんな政府でも国民は大人しい
本当に飢えて後がなくなると、政権は転覆される
39名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:26:25 ID:g8VGa1aC0
>>36
9割が死滅したような誤解を与えるぞ
後漢末の混乱で人口減少した趣旨は正しいと思うが、あの減り方は流民化した部分が大きい
当時の政府は広すぎる国土に対し、都市を中心に一部を把握することしか出来ん
40名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:26:51 ID:ZvPokzqW0
以上、中華人民元共和国終了のお知らせでした。
詳しくはwebで★!
41名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:33:25 ID:pVKn9wcE0
長江を生で見ながらここから文明が生まれたといわれると妙に納得できるからな
逆に言えば自然環境で作物育たなければ終わりだったんだろう
42名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:34:01 ID:itlRJ2Y80
日本史にも微妙に関係してくるな

唐末は、東日本の武士勃興期に重なるし
元末は、南北朝の動乱期だし

基礎生産が滞れば、社会不安もおきるだろうし
政権にとっては打撃になるわな
43名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:34:33 ID:8klubvSa0
【外信コラム】北京春秋 嘲笑される日本
2008.11.17 03:02

「恥を知らない野良犬(韓国人)と東洋の犬(日本)は咬(か)み合えばいい」

中国のネットに、こんな書き込みがあった。産経新聞が、
韓国資本による土地購入などの問題を指摘している対馬のことだ。

弊紙の「対馬が危ない!!」の記事を引用する形で日韓双方の動きを伝えているが、
その記事に対する書き込みで、日韓双方を皮肉っている。

「私は日本人は好きではない。しかし最悪なのは棒子(韓国人)だ。
過去、日本軍は中国を侵略したが棒子は恥を知らない」。
反日よりも韓国嫌いがやや多いように見受けられる。
これは、端午の節句や漢方薬など中国の伝統や文化を、
韓国側が「自分たちの歴史だ」と主張してきた−との印象が、中国人の間には強いからだ。

「鬼子(日本人)と棒子は戦え」「棒子は獣」「2匹の米国の犬が戦い始めた。
おもしろい」などの書き込みから見えてくるのは「反日、嫌韓」だ。対馬問題を紹介したネットの文章には、こういうものもある。

「対馬の戦略的位置は極めて重要で、日本の海上防衛の重要な拠点である」

中国政府の友人は「戦略的に重要な島なのに日本が何も手を打たないことへのあざけりも中国人にはあると思う」と言う。

先月、津軽海峡を中国海軍の駆逐艦など4隻が示威行動のごとく通過した。
日本も、もう少し敏感になってもいいのではないか。(野口東秀)

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/081117/trd0811170303002-n1.htm
44名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:35:49 ID:r74nbTw60
天狗の仕業じゃ
45名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:36:17 ID:DsAGMSnL0
>>10
こういうことらしい。
ttp://ksgeo.kj.yamagata-u.ac.jp/~kazsan/class/chronology/oxygen-isotopes.html

海水面の温度との相関で調べるみたいやね。
46名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:41:42 ID:9UN/L0huO
なんか、科学って凄いな。

素直にそう思った。
47名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:50:57 ID:1Hq8Rk4w0
日本も昭和6年だか7年の凶作(とその翌年の豊作貧乏)で地方出身の将校たちの不満が高まって226事件が起きたんじゃないの?
48名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:51:51 ID:xITv98kI0
三国志演義などで
天体の動きを見て王朝の滅亡の予言が描かれる場面があるだろう
49名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 09:56:45 ID:ONgZxxR30
動乱期には人口が10分の1になったりする国だからな。気候の影響を受けやすいんだろうな
50名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 10:13:15 ID:YLcbGHiV0
>>39
五胡十国時代騎馬民族の征服王朝が続いたのは実際も支那人が激減したから
混乱して統計できなかったからじゃなく実際に減ってた
何千万人もの人間が食えるだけの食料が作れてないんだから
唐代になってようやく4000万人代まで回復して北方騎馬民族追い出して漢民族の王朝を回復できた
51名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 10:16:40 ID:RZeKuzvm0
中国の古代王朝を滅ぼしたのは、「白面の者」だろ
52名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 10:18:00 ID:Wz/P74La0
今回の研究結果は、中世の温暖期が現在の気温よりも高かったと主張している
西ワシントン大学教授 Don J. Easterbrook博士や、東京工業大学の丸山茂徳教授の主張を
補完する内容ですね。
http://www.ac.wwu.edu/~dbunny/research/global/index.htm

つまり中世の温暖期を認めていないIPCCの第四次評価報告書がデタラメだという証拠が新たに
出現したことですね。
53名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 10:18:07 ID:mTrVnCl20
またジュセリーノの予言当たったのかよ・・・
54名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 10:22:00 ID:g8VGa1aC0
>>50
だから、減ったということ自体は肯定してるだろうに
あと、単純に「統計できない」と書いたように改竄するな
方々に散った民を再掌握するのには時間と手間が掛かる
人の話を聞かないヤツだな
55名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 15:14:52 ID:z4v5nUvc0
>>54
2ちゃんで4行以上
書き込むやつは
基本的に人の話を
聞かないYO
56名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 17:17:01 ID:+tTa48SC0
関東大震災で日本は滅ぶ
57名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 17:24:01 ID:V423HPqWO
日本の江戸時代は例外なのか?
富士山噴火やら大飢饉やらあったんじゃないの?
58名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 17:28:39 ID:UNEaqzUi0
中国は4000年も繁栄してきた。
これからも、そうであろう。
59名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 17:57:57 ID:zXisWjqB0
>>54
中国の王朝滅亡の原因って太平な世の中で人口増えすぎて
食糧不足に陥って飢餓で国力低下、内乱・異民族進入→アボンみたいなのが多いの?
ヨーロッパだと対外戦争やりまくってても旧フランク王国組みとかはしぶといような
60名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 18:01:30 ID:jzG/nzYJO

>>51 うしおととら乙


61名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 18:06:13 ID:IUsv9JJg0
もしこれが本当なら中華人民共和国が滅亡した場合、新たな帝国の勃興は有り得なくなるな

もう以前のような農業生産は期待出来ないから
62名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 18:09:12 ID:dwwiy1/M0
中米ってニカラグアとかコスタリカとかか
63名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 18:20:37 ID:RUXCTw8mO
どれだけ文明が進もうとも、食糧がなくては社会は成り立たないという事だな
少なくとも数世紀は、農産物が必要なわけだ
64名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 19:18:25 ID:f4kX7ich0
>>1
>深刻な干ばつなどに〜

まあ、そりゃそうだろうなあ。
食えなきゃ、どんな高尚な哲学者でも暴れるだろ。

大衆に飯と仕事を与える。搾取する為政者の基本中の基本だ。
65名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 20:54:19 ID:g8VGa1aC0
>>59
どうなんだろうね

欧州と中国を、歴史上の推定される人口推移で比較した場合、
三圃制が普及しても古典荘園が崩壊するまで人口的に低迷していた欧州より、
中国は食糧事情が良く、回復・増加しやすかったようではある
特に記事にある宋代には、気候の他、二毛作や占城稲の普及もあって二倍近く増加したと見られる

異民族事情で言えば、北方からテュルク系やモンゴル系など強力な遊牧勢力が次々現れて、
中国では欧州より厳しい対外情勢が続きやすかったとは言えるかもしれない
逆に欧州では、内訌・勃興を繰り返し結束に欠けるイスラム諸国がかえって防波堤になった面がある
サラディンが志向したようなイスラムの団結が実現すれば、欧州はもっと苦しんだろうけれど
66名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 20:58:16 ID:g8VGa1aC0
ただ、「中国の王朝滅亡の原因」全体としては、単純に食糧問題に求めるよりは、
飢饉、反乱・異民族の流入など統治の混乱、それらによる流民化も含めて、
中央政府の軍事・経済・支配力が低下した結果と見るべきのように思う
記事にあるような凄まじい気候変動は、間違いなく大きな引き金になるけどね

そのような情勢下では、各地の混乱収拾が地方独自に委ねられ、その中で軍閥化が進む
もちろん、反乱勢力が混乱を収めて地方政権を打ち立てることも多い
気が付くと中央政権は首都周辺しか実効支配していない、という状況も起こる
中には沙陀族のように異民族出身の藩鎮が軍閥化し、
ローマ帝国に懐柔されたサリー・フランク人のように巨大化することもある

欧州と中国の比較で言えば、「滅ぶべきときに滅んで新体制に変わる中国」と、
「滅ぶべきときに滅びず旧体制が続く欧州」と言えるかもしれない
欧州の戦争は、旧フランク王国時代の枠組はなかなか崩さない
ただし、欧州はそれが近世の安定した中央集権に繋がっていくとも言えるのだけど
67名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 21:31:01 ID:zXisWjqB0
>>66
なるほど。確かに中国は地方軍閥が力持ちすぎな気がする
話は変わるけど中国の場合王朝が滅んで各地に地方勢力が出来ても
各自に今で言う一つの中国と言うかそういう意識があったのかな?
三国時代しかり南北朝・五胡十六国時代しかり、必ず統一しようとする動きが出るよね?
みんな王という地方の覇者では満足できず皇帝を目指してるような
欧州でもローマ帝国時代こそが本来あるべき姿だ!って感じで統一に向けた動乱があってもよさそうな気もする
やっぱりキリスト教でみんな繋がってたのと
すぐ近くにイスラムっていう強力なキリスト教の敵が在ったのが大きいのかな?
68名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 21:55:36 ID:TXMGLeAp0
>>67
ヨーロッパにはアルプスやピレネーがあったし、封建制でまとまりにくかった。
それから、ヨーロッパの中心地域はフランスやドイツで、ローマ帝国の辺境ないし国外だった。
ローマ時代には食糧生産の中心が北アフリカ特にエジプトだったことも忘れてはならない。
69名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 22:14:59 ID:k9df5w5q0

◎★洞窟★◎弐  @地球科学板

http://science6.2ch.net/test/read.cgi/earth/1162646621/


洞窟 洞穴 穴屋さん ケイビング ケービング @登山キャンプ板

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/out/1202213685/


70名無しさん@九周年:2008/11/17(月) 22:52:35 ID:g8VGa1aC0
>>67
唐の李世民に仕えた魏徴の「中原に鹿を逐う」の言葉のように、
中原こそが「漢民族の故地」と回帰したがる意識はあったようだ
蒯通や諸葛亮のように天下三分を唱えた者もいるけど、統一は否定していない

始皇帝が度量衡・文字・貨幣を統一し、それを継承した漢の長い統治を経て、
「一つ」という意識がすっかり定着したのだろう

逆に欧州ではフランク王国がサリカ法に基づき分割相続された経緯があるから、
「カール大帝への回帰」みたいな発想は起こりにくい
現代になって、カール大帝の領土がEECの6か国になったけどね
71名無しさん@九周年
でも、キリスト教や親戚同士であることの仲間意識、同族意識も影響あったかもね
戦争も征服するのではなく、弱体化させたり、都合の良い者に継承権持たせよう、
あるいは継承権を要求しよう、というような方向性が見える