>>863 違います。
外貨準備高というのは輸出企業が稼いだドル。個人の旅行程度ならともかく
企業規模になると企業個人ではドル→円には中央銀行を通さないと替えられ
ない。貿易収支がトントンなら回るけどこれが大きく黒字になると替え続けて
いれば円高を引き起こし企業がどんどん損していく形になるんだ。だから
政府がドルを預かり国債という形で国内企業に還元していくわけ。債権は
国内での資産として使えるので企業はそれで活動する。ここに税金の絡む
要素はまったくない。(厳密に言えば公務員の給料はかかってるがw)
逆に輸入する場合には国債を政府に戻して外貨を調達し、それで資材や
資源を買うわけだ。貿易黒字な限りはこの外貨準備高が増え続けて使えない→
国債発行増えるのループから抜け出せない。これが日本や中国が膨大な
外貨準備高を抱えてる構図だな。単純な奴はそれで原油買えよ!とか国内に
還元しろよ!とか言うけど、前者は原油の暴騰を引き起こし結局損するのは
国民、後者は国内にドルをばら撒いてもそれを使う為に円に替えなきゃいかん
から結局は円高を引き起こしドルが紙くずになる結末は変わらん。だから
結局貿易収支が黒字な限りは寝かしておくよりはこういう風にIMFに支援や
ODAに使うのは有効といえるわけだな。しかしそれでもいずれは限界が来て
円高が進みまくると今度は貿易赤字になり円売りドル買いの円安が進み、それに
追随して外貨準備高減少、企業は現金(自己資産)で外貨を調達しなきゃいかん
からそれが更に円安を引き起こし貿易黒字に向かっていく、為替とはこういう
もんなわけだ。なんか為替の話に向かってしまったなw