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>>1の続き)
地方農政事務所の担当者から「二年前の〇六年の時点で三千五百トン近く
あった在庫の全量を、政府はむりやり業者に売り、結果として食用に転用された。
これが今回の輸入汚染米転売事件の核心です」という声が出ていました。
農水省は、大量に在庫を抱えた輸入米の処分を急ぐとともに、主食用不適として
認定した「事故米穀」の「主食用売却」を推奨する総合食料局長通知「物品(事業用)
の事故処理要領」を〇七年三月に出していたことも発覚(本紙十月二十五日付既報)。
政府が不要なMA(ミニマムアクセス)米の輸入をつづけてきたことが不正転売の
根源となっていたことを裏付けています。
(おわり)