退治のはずが、実は感染源…偽ウイルス対策ソフトが横行
パソコン内のウイルスを取り除く「アンチウイルスソフト」だと思ってダウンロード
したら、逆にウイルスに感染させられる――。そんな「偽アンチウイルスソフト」
が横行している。
ウイルス対策会社などの調査で数十種類が確認され、中にはクレジットカード
情報を抜き取るタイプも。独立行政法人「情報処理推進機構」(東京都文京区)
に寄せられる被害相談も今年9月になって急増しており、同機構は「見た目も
名前も巧妙に正規品を装っている」と注意を呼びかけ始めた。
出回っている偽ソフトは、「アンチウイルスXP2008」「ウィン・アンチウイルス」
「スパイウエア・リムーバー」など。ウイルス対策会社からの案内を装ったメール
を開くと、「おすすめのソフトがあります」という記述が出て、クリックすると英語
などで書かれたサイトに誘導されるタイプが多い。
「アンチウイルスXP2008」の場合、青を基調とする画面とロゴは、一見すると、
マイクロソフト社製の基本ソフトウエア(OS)「ウィンドウズXP」関連のウイルス
対策ソフトのように見える。(以下略)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081106-OYT1T00393.htm?from=top