【国際】日本のドストエフスキー人気、モスクワ市民の関心よぶ 「壊れた心が救い求める」と亀山氏は分析…ロシアでの公開対談
やっぱ共産主義という妖怪が徘徊したのが大きかったんじゃないの
ただ実際革命がおこってみると
その革命政府によってつぶされたけど
ロシア・アヴァンギャルドみたいなのも面白かったんだけどね
ポスターとかカッコいいよ
>197
収容所群島がなぜ絶版なのか理解できないよ
203 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 15:41:30 ID:RyGkIK0WO
よく専門家や評論家の分析ってやつが出てくるけど、
どんな調査をした上での分析結果なのか。
204 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 15:42:53 ID:7Ue+y2WQ0
>>185 トンチンカンのレスが入ってくるわな。
日本人の遠藤周作が咀嚼したキリスト教の方が理解しやすいということで
勧めたにすぎん。それに
理解したつもりも何も俺は半世紀近くカトリックだから。
>>189 >ドストエフスキーやトルストイはキリスト教なんぞ信じてなかった
全然わかってない。
信じる信じないではなくキリスト教が心の根っこに染み込んでるんだよ。
>>191 ちょっと読んだけど絵うまいなあ
話は暗いけど
ヨーロッパで流行った文化がロシアで熟成されて
どえらいのが出てくるって流れがずっとあったんだがなあ
音楽とか映画までは・・・
今はもうそういうのってねえのかな
207 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 15:43:42 ID:VDKTqqjvO
>>198 俺もだ。
しかも途中から面倒くさくなって意味を理解せずに文字だけ読んだ。
208 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 15:44:06 ID:9+OM9/ce0
漫画で読むカラマーゾフの兄弟あるけど、
短すぎてストーリーの改変が激しいからオススメしない。
209 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 15:44:14 ID:+8o6p2Ai0
>>202 新刊本屋行け。ハードカバーが出てるぞ。
210 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 15:45:36 ID:pTTo5YbL0
昔の人はよくあんなもん読めたなあ。
今のマンガ読むくらいの感覚で読めてたんだろうか。
>>200 逆に考えるんだ。
文化が隅々に行き渡っていると。
212 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 15:47:32 ID:+8o6p2Ai0
>>204 >日本人の遠藤周作が咀嚼したキリスト教の方が理解しやすいということで
>勧めたにすぎん。それに
咀嚼した結果仏教になっちまってるだろう、遠藤キリスト教は。
キリスト教初心者なら三浦綾子読んだ方がいいわ。
>理解したつもりも何も俺は半世紀近くカトリックだから。
カトリックの坊さんで遠藤勧める奴っているのか。
213 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 15:47:48 ID:LzAuTePf0
>>205 ドフトエフスキーの話も暗いよw
この主人公はラスコリーニコフに似てるよ
214 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 15:48:06 ID:V6aRjqe3O
>>210 漫画もゲームもPCもない時代だったから、暇潰しには小説を読むしかなかったんだろ
215 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 15:48:58 ID:qEdlGpS50
青空文庫化よろしく。
ドストエフスキーは普段から軽い文章ばっか読んでると
久しぶりに読んだ気がする所がいいな。
罪と罰のラストは正直微妙だった。
ラスト=結論ではないし
そこに至る過程が読むべきところなんだと思う
218 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 15:53:11 ID:VROiBm3jO
>>207 私もじーちゃんの本棚に罪と罰、悪霊、カラマーゾフあって読んでみたが
完読したものは皆無。
文字すら追う事が出来ず挫折。難しいというか、世界感に
共感できず物語に入れない
219 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 15:53:23 ID:qEdlGpS50
文学性をそぎ落としたような翻訳で失望感の強いシリーズから出してんでしょ。
亀山氏のもそういう日常語だけで書いたような平易さを追求されたものになってるんですか。
220 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 15:54:29 ID:1mOZPkzq0
カラマーゾフや白痴、罪と罰なんかはは面白かったし読むのが大変だとは思わなかったが、
地下室の手記は重苦しすぎて最後まで読めなかった。
ロシア文学はあまりよまないな。
短編でこれはって面白いのはどんなのがあるだろうか?
以前知り合いから、スペードの女王は歴代最高の短編小説だと
言われたことがあったな。
222 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 15:56:58 ID:qEdlGpS50
中身見ずに何冊か買ったのがあるけど
あのシリーズにはもう手を出したくない。
>221
チェーホフだろjk
224 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 15:57:39 ID:TEP0bmYh0
罪と×で、ラスコーリニコフが母親に自分の罪を
そこはかとなく告白するシーンは泣けたなあ
>>223 チェーホフのどんな作品がいいですかね。
>225
最初は戯曲を避けて小説にしたほうがいいかも
チェーホフだったか、不倫の果てに旦那殺して姑が勘づいてってお話
お芝居で見たんだけど、おもしろかったなぁ
役者がよくてぞくぞくした
228 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:04:29 ID:cUsYAhmH0
立花隆が、「カラマーゾフの兄弟の大審問官の章で書かれているような理由から、社会主義は駄目だと思う」って述べていたんだが
『カラマーゾフの兄弟』の「大審問官」の部分を読んでも、全く「何で社会主義が駄目なのか」の理由が見出せないんだが・・・
「罪と罰」はおもしろかったと思う。
刑事とラスコーリニコフが会話する時、ともに内心と発言が違ってるところがよかった。
小説の良さを引き出してると思う。
ただ、上でも書いてる人がいるけど、最後がよくなかった。
改心するという結末はいかがなものか・・・・
著作権が切れてる世界文学等は須らくネットで読めればいいのにな。
231 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:06:37 ID:pTTo5YbL0
>>1 いくらインターネットを悪者にしたいとはいえ、いささか強引ですな。
234 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:08:39 ID:t9otid2OO
>>221 イワンの馬鹿でもよんどけ。外套とかも好きだな。
235 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:11:27 ID:iTVvDrVgO
ずっとドSズットスキーと思ってました
236 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:13:24 ID:LzAuTePf0
>>230 凄く安いから本で買った方が良いよ
PCだと読むのに場所も姿勢も限定されるから辛い
そういう読みにくさを加味して考えれば
本の売り上げアッブにも貢献しうるよね。
238 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:16:16 ID:cUsYAhmH0
239 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:16:36 ID:/3PkKuj50
須くの使い方が妙なやつが
>>238 インクと紙代のほうが高くつく。
すべから‐く【×須く】
[副]《動詞「す」に推量の助動詞「べし」の付いた「すべし」のク語法から。
漢文訓読による語》多くは下に「べし」を伴って、ある事をぜひともしなければ
ならないという気持ちを表す。当然。「学生は―学問を本分とすべきである」
◆近年、「すべて」の意で使う例が多くあるが、誤り。
そうですか。
241 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:20:35 ID:8i9Q3oDO0
僕
アリョーシャ
歳?
23
まぁ今年で24
(中略)
若者って
働くモン?
僕
別に
金持ち目指す?
そんなの
論外だし
てか
やりたい奴は
勝手に
やってろよ
みたいな
僕は
僧侶めざす
みたいな
大量の活字を読むときはやっぱり本だなぁ・・・
名台詞のシーンをすぐ検索できたり、引用するのが楽だったり
データはデータの利点があるけどね。
>>221 おもいっきり意表ついてロシア怪談集を薦めてみる。
244 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:24:52 ID:hGrdWQMk0
>>204 お前さんがクリスチャンで、己の信仰を絶対視したい気持ちは分からんでもないが、
俺に言わせれば、宗教なんてもんはしょせん単なる習俗だ。
ウォッカ飲んでキャビアつまんでなきゃロシア文学は分からないと言ってるのと同じだよ
245 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:26:35 ID:NhfomvFr0
>亀山氏は「資本の暴力」が支配するグローバル化と
>インターネットに代表される テクノロジーの影響下で、
>「人間の心が根本的に壊れ始めているとの予感をぬ
>ぐえない」と指摘。
やれやれ、いい加減なことを言いなさんな。
資本の暴力だったら、19世紀英国の方がはるかにひどい。
先進国による搾取と生活苦だったら、南米やアフリカのほうが
はるかにひどい。
ネットによる人間の無力感の蔓延だって? 馬鹿言ってんじゃ
ねえよ。むしろ、全能感に陥る幼児が多いのを知らないのか。
で、どこが「資本の暴力」だって? どこがテクノロジーの影響
だって? 具体的に何一つ言えねえで、ただ雰囲気だけだ。
俺はカメの新書版ドスト論を読んで、宗教論にびっくりしたけど、
このおっさんのあまりの文才のなさにも驚いた。このおっさんが
へたにしゃしゃり出てこないで、文献考証でもやってればいい
んだがな。
しかし、現在では誰も勝てないから、第一人者でございって顔を
してるだけ。やがてはぽしゃる「ブーム」だな。なんせ、文学論が
ないからな、このおっさんには。
青空文庫から藤村の詩とか携帯に落してみたが
表示できない漢字があって興ざめだったなぁ
旧字がないと日本のものはダメっぽい
気候的にも文化的にも東北のドン百姓の書く小説に似てるから読みやすいんだよ
248 :
暗い:2008/10/26(日) 16:31:57 ID:8wxO/ZT70
高校の時、夏休みの宿題で、『罪と罰』の読書感想文を書かされた。
最悪だった。
なんでこんなおぞましい作品を読ませるのか?
最後まで読んでしまった事を、今でも後悔している。
身体が不調の時、精神状態が不安定な時、
ラスコーリニコフになった夢を必ず見てしまう。
249 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:33:32 ID:+8o6p2Ai0
>>244 >俺に言わせれば、宗教なんてもんはしょせん単なる習俗だ。
>ウォッカ飲んでキャビアつまんでなきゃロシア文学は分からないと言ってるのと同じだよ
そう、同じ事。
だからキリスト教スルーしてドストエフスキーもトルストイも理解できない。
日本人の習俗信仰知らんなら平家物語なんざただの軍記物だ。
250 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:34:52 ID:WnmAMRPt0
>>248 それだけ、すごい影響力のある作品なんだな
251 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:35:15 ID:8lea1Y3GO
カラマーゾフの兄弟も好きだけど失われた時を求めてのほうが好きだ
252 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:36:41 ID:Om89Brae0
>245
あの新書は酷いね
文才は求めてないけどちゃんとした論考にもなってない
どっかに元ネタがあるんだろうけど推論してるばかりだよね
これを誉める佐藤優もどうかと思うけどw
なんか言ってることがエヴァみたいだな。
255 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:39:12 ID:P1CTaffw0
ロシア文学を読むと、日本人の感性に近いと感じることがよくある。
彼らはものの感じ方が我々とよく似ている。
>>248 罪と罰だの人間失格だの、まっとうな中高生には毒にしかならんと思う。
エロ漫画エロゲーなんぞよりよほど有害。
257 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:41:15 ID:h0uhiMIi0
>>204 ニーチェについてはどう思う?
宗教に入っていける人は正直うらやましい。 どうしても信じられない。
宗教戦争って・・・宗教の教えから逸脱してるだろと。
258 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:41:50 ID:7adGLN5r0
個人的には小学生の時に読んだ車輪の下って作品がきつかったな。
主人公と自分をリンクさせてしまうようなのは読まない方がいいかもしれない。
259 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:42:03 ID:pTTo5YbL0
>>248 最後まで読めるだけ偉いな。根気と忍耐があるよ。
俺も高校の時、読書感想文で読もうとしたんだけど
七転八倒しながら最初の方で挫折した。10ページも行ってなかった思う。
自分には長編は無理だと悟って「カモメのジョナサン」に変えたwww
260 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:46:45 ID:cUsYAhmH0
>>248 高校なら『罪と罰』は適しているだろ
あの程度で「おぞましい」とかドンだけナイーブなんだよw
俺は中学の時に読まされた『アンネの日記 完全版』の方が色々な意味でショックだったなw
特に女性器について延々とアンネが文字で形状を説明している箇所なんてw
>>204 遠藤周作の安っぽいキリスト教理解は、田川センセが徹底的に批判してまっせ。
てか、この人の甘ったるいキリスト様談義を読んだところで、キリスト教の
何もわかんない。
262 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:51:09 ID:+8o6p2Ai0
>>261 >田川センセが徹底的に批判してまっせ。
田川の論理飛躍も相当なもんだろ。
他人事ながら「イエスという男」なんて読んでて恥ずかしくなるぞ。
263 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:52:05 ID:FASkQuFV0
お前ら挿絵って嫌い?
古典なんてよくあるよね、おれ大好きなんだよ。
確かに想像を限定しちゃう絵じゃなくて、
さっさーと軽く描いてあって雰囲気が感じられて好き。
今全然なくてつまらん。
264 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:52:09 ID:cUsYAhmH0
>>257 高校とかでミッションスクールに在学していたら、キリスト教に一般人よりは理解ができるようになる
国語・数学・英語・・・とかと同じように、週に一時間ほど「宗教」って授業があって、神父の先生が教室に来て
旧約聖書とか新約聖書の「出エジプト記」とか「マタイによる福音書」とかを音読したり、「主の祈り」を唱えたり、
色々と聖書の内容を解説して、試験でイエスの12人の弟子の名前とか書かされるから、嫌でも知識が身に付く
265 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:52:28 ID:NhfomvFr0
>>253 宗教関係の動向やその裏付けとなる文献紹介はとても面白い
んだけどね、なんせ序文があまりに怪しい。そして、本論も肝心
のところは論理を誤魔化してしまう。
独立行政法人のトップまで行きながら、人間の本質は文学的
山師じゃなかろうかw
埴谷とか吉本の活躍した70年代に、脚光を浴びたかったんだ
ろうなあ。
266 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:56:56 ID:6gm/WHB7O
デスノートのライトってラスコーリニコフだよね
>>263 ブックマークの代わりになって便利な場合があるけど
文の内容と違うページに挿絵がある奴は凄く嫌い
挿絵を入れる場合は必ずその内容と同じ見開きのページに挿入して欲しい
268 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 16:59:58 ID:pTTo5YbL0
>>263 嫌いじゃないな。でも挿絵のあるやつって
星新一のショートショートとか江戸川乱歩の子供向けに
書き直した少年探偵団シリーズくらいしか思いつけない。
>266
無論下敷きにしてるお
みさみさがソーニャかと言われればww
270 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 17:01:12 ID:+8o6p2Ai0
>>263 >お前ら挿絵って嫌い?
好きだよ。ラノベは挿絵で買う。
>>262 もともと史的イエス研究は想像力を駆使する作業であって、
論理以上のものを求められる。「論理飛躍」のないものがあるのなら
是非教えて欲しい。この著作だけで、田川センセが「論理飛躍」の
「相当な」人だと思うのは間違え。「原始キリスト教史の一断面」や
マルコの注解を読んでから、そういうことをいいなさい。
「恥ずかしくなる」のあんたの知的水準が低いだけだけなので、
それ自体はどうでもいい。
遠藤周作のキリスト教は通俗的な紹介のことも多いから
あれはあれでいいだろ
スコシージの沈黙が出ればまた語られると思うけど。
イエスに関しては芥川の「西方の人」がお勧め
273 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 17:15:02 ID:cUsYAhmH0
イエスに関しては、新約聖書の4つの福音書に勝るものはない
>>273 イエス
と言って欲しかったんだよなw?
275 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 17:17:38 ID:nR32CYl/0
歴史もので言ったら、中国の金庸
276 :
名無しさん@八周年:2008/10/26(日) 17:20:56 ID:cNSuFRH00
ドストエフスキーもソルジェニーツィンは奇しくも
晩年は「清きロシアを汚す悪しき思想は西欧から来る」という考えに至った。
>>26 ハリウッドに代わる映画大国を目指してるみたいだけど軒並みスルーされてるんだよね。
でも、父、帰るみたいな良作が急に出てきたり。
278 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 17:25:01 ID:3z/senEQ0
>>271 > もともと史的イエス研究は想像力を駆使する作業であって、
> 論理以上のものを求められる。
研究と称する小説執筆ってこと?
ドストエフスキーだって俺が電波で動かしてるんだ!!!!!!!!!
古典新訳文庫は低学歴にも読みやすいように書かれた文庫
誤訳があっても低学歴が読みやすければいいんだよ
281 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 17:29:53 ID:7pyhm452O
19世紀のロシアは激動の時代。
社会改革を叫ぶロシアのインテリたちは西ヨーロッパの政治文化と無知蒙昧な
ロシア民衆との狭間に立たされた。ヨーロッパの諸改革を取り入れて帝政を倒し、
西欧と同じ道を進むべきか(西欧派)、独自の宗教的な統合によって大衆と共に
発展すべきなのか(ロシア派)をめぐって劇的に対立した。
西欧の産業発展、順調な政治改革、生活水準の上昇。
これに対して帝政ロシアは保守的な政策続きで産業発展が遅れ、大衆への
啓蒙活動は進まず、政治改革もなく、大衆はますます貧困に苦しむ一方、
反政府活動をすれば即シベリアに移送された。
西ヨーロッパで政治改革が成功するたびにインテリたちは神経を逆撫でされる。
西欧と自国との間のギャップに鋭く意識が研ぎ澄まされ、大衆の無知や底なしの
貧困から目をそむけることもできず、言論表現に唯一の救いを見出す。
2つのイデオロギーの激烈な対立は当時のインテリゲンチャの不安定な精神状況
を示している。
反政府運動もできずひたすら貧困に耐え、隣近所の西欧の発展を傍らからポカンと見守る。
その耐えられない精神的苦痛と葛藤から、あの異様にテンションの高い文学が生まれた。
チェーホフの「世紀末の憂愁」をもって虚無で終わったインテリゲンチャ的伝統は、
20世紀に入って存在形式を「言論」から「行動」に変えて、息を吹き返すことになる。
インテリゲンチャ的伝統の直系、つまり後のレーニンである。
283 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 17:32:17 ID:htgbRMcN0
>>280 高学歴には旧訳の方が良いのか?
具体的にどう違うの
>>272 んだからさ、なんでキリスト教のことやイエスのこと知るのに、
わざわざ文学を紹介すんのさ。歴史的なら史学者の本、
宗教的になら神学者の本読んだほうがはるかに確実で近道じゃん。
ドストエフスキーは、キリスト教(ロシア正教)の知識なしに理解できないが、
しかし、キリスト教の概説でも入門本でもない。順序が逆。
なお「西方の人」は論外。福音書を芥川風にアレンジしただけで、
そこらの「聖書物語」とさしてかわらない。(審美的に見ても二流の作品)
これを「お勧め」する前に、なぜ元の福音書が容易に手に入るのに、
そちらを薦めないのか理解不能だ。こちらの方が、2000年読まれ続けた
というごく客観的な事実から見るだけでも、圧倒的な価値があるのに。
>>273 そそ。
>>278 史料に基づく想像。その評価は、実際に読んでから自分で下せばいい。
この本に限っては、非常に説得力があるから。
ミシュレ、ブルクハルト、ホイジンガ etc。
優れた歴史家は、みんなたくましい想像力の持ち主。
ロシア文学は日本で昔から大人気だよ
外国の文学で一番人気だろ
周りが読んでるから読んでみよう
流行らしいから読んでおかないと話を振られた時に困る
でも主人公の名前は思い出せない
こんな程度だろ?
288 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 17:36:06 ID:JKaJc3BvO
文化に関しては日本とロシアは相思相愛だな
>>288 文化的共通点が多いいの?
全然無さそうに思えるが
290 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 17:37:52 ID:htgbRMcN0
遠藤周作の独創性はカトリックのドグマからかけ離れてるところにあるんだけどな
最初期バチカンは『沈黙』を禁書にしたwww
「じゃ、あなたはお金持ちじゃない?」
「そう、金持ちじゃない」
「だったら私が働いて、あなたを助けるわ……」
少女はちらっと私を見て、赤くなり、目を伏せた。
そして二、三歩寄って来たかと思うと、とつぜん両手で私に抱きつき
私の胸に顔を押しつけた。私はぎょっとして少女を見つめた。
「私あなたが大好きよ……私、負けん気なんかじゃない」と少女は言った。
「きのう、私のこと負けん気だって言ったわね。ちがう、ちがうの……
私そんなんじゃない……あなたが大好きなの。私を可愛がってくれたのはあなただけ……」
『虐げられた人びと』
ドストエフスキー/小笠原豊樹訳/新潮文庫
292 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 17:40:45 ID:sEbskqEX0
ウォッカは好きだよ
テトリスも好きだよ
ロシア美人も好きだよ
ピロシキもブルヌイもボルシチも好きだよ
ドストエフスキー?読み辛い
293 :
だいたい一週間前からコテ! ◆0r51emBG9c :2008/10/26(日) 17:41:02 ID:YtiPHF4yO
ドエトエフスキーが流行ったのって、20年ほど前と違うか?
文系の大学生は最低限の教養として読むんじゃないの?
>>289 欧米への劣等感という意味では近い部分がある
三十路半ばを越えて、罪と罰を今まさに読んでる。
13ページまで頑張った。
もう少しがんばる。
297 :
名無しさん@九周年:2008/10/26(日) 17:46:50 ID:3z/senEQ0
>>285 > 史料に基づく想像。
朱子学と変わらないね。
ノストラダムス効果が大きく影響しそうだw
>>294 読んだことないし、読む気もないよ?
興味ないしw
「罪と罰」がマンガや映画などで重い本の代名詞として描写されることがあるのは何故?中身はコミカルな
エンターテイメント巨編みたいな感じで読みやすいのに。