長野中央署は23日までに、就職をあっせんするとうそを言い、知人から
現金70万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで県の外郭団体、県健康
づくり事業団事業運行課主任の小出広志容疑者(55)=長野市篠ノ井布施高田=
を逮捕した。同署は、同容疑者がこの知人から総額1800万円余りをだまし
取った疑いがあるとみている。
調べによると、小出容疑者は2005年2月、長野市内の知人男性(33)に
同事業団への就職をあっせんすると持ち掛け、「採用に積立金が必要だ。
採用されれば積立金は戻る」とうそをいい、同市内の喫茶店で現金70万円
をだまし取った疑い。
同署によると、小出容疑者は同事業団以外の外郭団体への就職あっせん
も持ちかけ、現金をだまし取ったらしい。
同事業団は健康診断などの事業を行う財団法人で、県は補助金を出して
いる。小出容疑者は1999年4月に前身の団体の一つの県成人病予防協会
に入り、同事業団では検診車の運転業務などを行っている。同事業団は
捜査状況などを踏まえて処分を検討するとしている。
記事
http://www.shinmai.co.jp/news/20081023/KT081023FTI090002000022.htm