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59名無しさん@九周年
朝鮮人労働者の遺骨か 大町の寺に3柱安置
http://www.shinmai.co.jp/news/20081010/KT081009FTI090032000022.htm

太平洋戦争中か戦前、北安曇郡内で働いていた朝鮮人の可能性がある遺骨3柱が、
大町市大町の長性院(藤井俊道住職)に安置されていることが分かり、
9日、朝鮮人強制連行真相調査団朝鮮人側中央本部(東京都千代田区)の担当者が同寺を訪れた。
1柱については「本名と出身地が分かるまれな例」とし、3柱の遺族捜しに乗り出した。

遺骨は納骨堂に納められており、本名と出身地が分かるとされる1柱は、
骨箱を包む布に「朝鮮全北道益山郡工山面松鶴里 具順奉 当20才」と記されている。
調査に訪れた同本部事務局長の洪祥進さんによると、「全北道」は韓国南西部の全羅北道とみられる。
藤井住職は、先々代住職が亡くなった1951(昭和26)年以前から、身寄りのない遺骨として預かっている−としている。

ほかの2柱の骨箱には「崔錫龍 58歳 昭和33年12月30日」「増山粉伊」と記されている。
洪さんは「強制労働で亡くなった人の遺骨の大半は、名前が分からなかったり、
名前があっても(創氏改名による)日本名だったりする」と説明。
「増山」も日本名とみられる。今後、韓国、北朝鮮双方にある調査団体に連絡し、遺族を捜すという。

同寺境内には23(大正12)年に高瀬川の発電所工事の爆発事故で死亡した朝鮮人労働者9人の日本名が書かれた供養碑がある。
大町市史によると、昭和電工大町工場(当時)では43年時点で約100人の朝鮮人が働いていた。
同市の郷土史家伊東昇さん(77)は「ダム建設などで働いた朝鮮人の人数などは分かっていない。
働いていた人の本名、出身地が分かる記録も皆無に近い」と話す。

北海道の市民団体で朝鮮人の遺骨返還活動などに取り組む殿平善彦さん(63)は
「北海道では本名や出身地が分かる100柱以上の遺骨を1つに集めて合葬してしまう事例も起きている。
遺骨の名前や地名が分かっていると遺族を見つけることは可能」と指摘。
「国などは返還に向けて手を尽くすべきだ」と提案している。