【社会】つきまとう高齢の男　車に誘う中年の女　下半身露出の若い男　相次ぐ不審者情報　半月で9件　北海道・室蘭市

室蘭市内で九月以降、小中学生が不審者に追いかけられるなどの被害報告が市に相次ぎ、
市教委や室蘭署が警戒を強めている。

日没が早まり死角が増えたことや、全国で子供が犠牲となる事件が続き、
不安が広がっていることなどが報告急増の背景にあるとみられる。

報告は九月十八日から十月五日までに九件あり、すべて午後三時以降の日没時だった。
九、十月は例年、被害報告の増える時期だが、市教委は「半月に九件は多い」とみている。

九月二十一日には高砂町で、小学生女子二人が、若い男が下半身を露出しているところに遭遇。
二人は逃げて無事だった。
二十二日には、幕西町で小学生男子が高齢の男につきまとわれ、沢町では小学生三人が、
中年の女に「車に乗って道を教えて」と誘われた。
このほか「殺してやる」と追いかけられた、写真を撮られたなどの報告もあった。

いずれも体を触られるなどの被害はないが、四月には高砂町で小学生が男にけられたケースもあり、
市教委は「重大事件に発展する前に、地域で情報を共有して注意してほしい」と話す。

一方、知らない人がついてきたなど、不審者かどうか判断の難しい例もあった。
九月十八日の福岡市の小一男児殺害事件以降、子供が犠牲となる事件が全国で続いたため、
市教委は「子供や親に不安が広がり、報告が増えた可能性もある」と話す。

各学校では教職員が通学路を巡回するなどし、室蘭署も被害のあった場所を重点的に巡回している。


ソース：北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/122172.html?_n1040=4&_n1041=2&_n1042=2&_n1043=2&_n1048=2