東国原知事、立候補見送る意向 次期総選挙
2008年10月6日12時25分
http://www.asahi.com/politics/update/1006/images/SEB200810060008.jpg 写真次期衆院選の対応について、報道陣の取材に答える東国原知事=宮崎県庁
東国原英夫・宮崎県知事は6日、次期衆院選について「解散されても、公示になっても、(出馬することは)『今のところありません』と、
ずっと言う」と述べ、事実上、立候補を見送る意向を明らかにした。
立候補を取りやめた宮崎1区の中山成彬前国交相の後継として浮上し、自身も意欲的な発言をしていたが、
転身に反対する声が支持者の中で多いのを考慮したとみられる。
県庁で記者団の質問に答えた。知事は、自民党関係者から衆院選宮崎1区や比例区への擁立に関して、
問い合わせが後援会にあったことを明らかにした。
一方で、5日の地元での知事の講演会では、支援者から「1期はがんばってほしい」「宮崎を踏み台にするようなことはやめて」など
反発の声が相次いだ。
知事も6日の取材に対して、「支持者からは知事を全うして欲しいという意見が多かった」と述べた。
ただし、知事は「(国政への転身は)いつかはあるでしょう」と語り、将来の転身の可能性を否定しなかった。
国政を視野に入れている理由としては、地方行政を取り巻く国のシステムを変えるには知事の立場からは難しいと感じていることを挙げた。
ここ数日、知事は「宮崎は非常事態。可能性はゼロではない」「県民、県議会、県職員の意見を聞いて判断したい」など、
国政転身をにおわす発言を繰り返していた。
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