【経済】ユーロ、対円で一時2年4ヵ月ぶり安値(143円台) 先行きに警戒感−ロンドン市場
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名無しさん@九周年:
答: その通りです。各国通貨への復帰手続きには技術的にも、経済的にも問題ありません。
ただ、金がかかるだけの話で、ドイツマルクをユーロに転換した時同様、800億マルク
程度かかるでしょう。この金額は当時、国が支払ったものではなく、主に民間企業が
払いました。新たなコンピュータープログラムの作成費用、新たな請求書の印刷
といった費用です。通貨の交換は、旧DDRマルクとドイツマルクの交換、ドイツマルク
とユーロの交換という実績があるので、ほぼルーチン作業です。
問: フランスでもドゴール政権下で実施された通貨改革はポジティブな心理的効果を
国民にもたらしましたが
答: 私はドイツマルクへの復帰は国民にポジティブな効果をもたらすと思います。
一つだけ注意しなければならないことは、多数の国では所得の換算レートだけでなく、
価格の換算レートも固定しましたが、ドイツでは価格の換算レートは経済界に一任
されたため、その結果(国民は)「インフレ感」をいだいています。どのレストランも
ドイツマルクの値段をそのままユーロに横滑りさせ、昔 1マルクだったものを1ユーロで
売っています。オランダや他の幾つかの国はずっと賢明で、法令で(各国通貨と
ユーロの)換算レートがすべての価格に適用されることを規定しています。
それ故、ドイツマルクに復帰する時にも、価格の換算レートも--少なくとも最初の年は--
法令で規定する必要があります。
問: Zepp-LaRouche女史は国際法に準拠したマーストリヒト条約からの離脱及び
各国通貨の再導入の他に、1967年の安定及び成長法の効力を復帰させるよう
要求していますが、これに対する貴方のお考えはどうですか?
答: ユーロ導入が連邦議会(衆院)の決議を経て決定されているため、ドイツマルクへの
復帰にも連邦議会の決議が必要で、これには連邦評議会(参院)の承認を要します。
これが第1ステップです。
既に述べたように、以前の名目換算レートをインフレ率を考慮して書き直す必要が
ありますが、これは技術的に全く問題ではありません。またユーロ紙幣の返還、
ドイツマルク紙幣の新規発行も技術的に全く問題ではありません。