【経済】ユーロ、対円で一時2年4ヵ月ぶり安値(143円台) 先行きに警戒感−ロンドン市場
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名無しさん@九周年:
問: ユーロを基準にした換算比率は、必要な場合、秩序ある形で変更出来ますが、
そうすると各国通貨に戻るということですね?
答: ユーロの実験の失敗が明瞭に示しているように、ヨーロッパの各国通貨が
競争することに対する選択肢は存在しません。また、各国通貨への復帰は、
まだ各国に中央銀行が存在しているので、容易に出来るでしょう。
欧州中央銀行が各国通貨及び中央銀行の「母親」であるといった間違った
見解が広まっていますが、実際には「娘」にすぎず、欧州中央銀行の資本は
各国中央銀行が出しているので、「娘」に新たな任務を与えればよいわけです。
また、ユーロ紙幣を見れば、どの紙幣にも番号と文字が印刷されていますが、
この文字を見れば紙幣がどの国の中央銀行で発行されたか分かります。
ひょっとすると「ユーロの父親」は既にユーロの終わりを考えていたのかも知れません。
問: すべてのユーロ紙幣を各国通貨に換算し直すことが出来るということですが、
反面、ドイツはインフレの悪夢を経験しているため、多数の人が金を交換する
ことに不安をもっています。どう対処すればよいのですか?
答: 以前のユーロ建て債権及び債務を問題なく再びドイツマルクに換算出来ることを
国民に告げればよいだけです。以前の交換比率は(各国の)インフレ率が変化した
ため違ってきています。それ故、現実のインフレ率を考慮した換算比率を設定します。
ヨーロッパ諸国間の債権、債務についても現実の交換比率を基礎にします。
この通貨交換は供給面で全く問題ありません。
問: ユーロからドイツマルクへの復帰手続きの処理はそれほど複雑な事態ではない
ということですか?