元社保事務所職員の収賄:懲役3年を求刑−−地裁 /岡山
滞納した社会保険料の支払いを免れる方法を教える見返りに現金を受け取っ
たとして、収賄罪などに問われている倉敷東社会保険事務所の元主任調査官、
横田隆臣被告(49)の論告求刑公判が2日、岡山地裁(高山光明裁判官)で
あった。
検察側は「国家公務員として不正な報酬を受け取るなど、社会保険制度に対
する国民の信頼を揺るがせた」などとして懲役3年、罰金200万円を求刑し
た。弁護側は「社保庁の乱れた環境に影響されたとも言える」などと刑の猶予
を求めた。
起訴状などによると、横田被告は06年1月〜2月、女性会社役員(65)
=有罪判決が確定=の葬儀会社が、保険料の滞納分約600万円を払わずにす
むよう、新会社を設立して財産を移す方策を教えた見返りに、現金計200万
円を受け取った。【松井豊】
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20081003ddlk33040631000c.html