★容疑者数人、中国製ギョーザ事件
・日中両国で被害者が出た中国製ギョーザ中毒事件を調べている中国の公安当局は、
今年6月に中国で起きた事件で、製造元の天洋食品(河北省石家荘市)の従業員に
ついて捜査を進め、容疑者を「数人」まで絞り込んだが、いずれも犯行を否認している
ことが29日、分かった。中国筋が明らかにした。
毒物混入事件は立証が難しく、容疑者の自供も得られていないことから捜査が難航
している可能性がある。
中国の公安当局は、8月下旬までに従業員9人について「容疑が濃厚」と判断。
中国筋は「いま容疑者として残っているのは数人」と述べ、その後さらに絞り込みが
進んだことを示唆した。
日本で起きた事件について公安当局は、今年2月には「中国内で混入された可能性は
ほとんどない」としていたが、6月中旬に回収されたギョーザを食べた中国人4人が
中毒となる事件が発生し、捜査方針を転換。天洋食品工場内で何者かが有機リン系
殺虫剤「メタミドホス」を故意に混入した可能性が高いとみて従業員への徹底的な
取り調べを再開した。
http://www.minyu-net.com/newspack/2008092901000482.html