【社会】留学仲介大手「ゲートウェイ21」が破産申請へ 前払い金、戻らない可能性

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1おっおにぎりがほしいんだなφ ★
海外留学仲介大手の「ゲートウェイ21」(東京都新宿区)が営業を停止し、
近く東京地裁に破産を申し立てることが29日わかった。
負債総額は約12億9千万円にのぼるとみられ、留学予定者の前払い金約9億5千万円が
返還不能に陥る可能性がある。同社を旅行業登録している都は情報収集を始めた。

同社は、留学希望者に海外の語学学校やホームステイ先を紹介するとともに、
受け入れ先への講習費や滞在費の支払いを代行して、仲介手数料を受けとっていた。
代理人の弁護士によると、渡航先の受け入れ先への支払いが滞り、
留学生らの受け入れを拒否されたことが破綻(はたん)につながったとみられるという。
負債額の内訳や債権者数を調べるなどして、破産申し立ての準備を進めているという。

同社ホームページ(閉鎖)によると、同社は1997年創業で、アメリカ、オーストラリアなど
10カ国以上に毎年計約1万人の留学生を送り出しているという。
東京・銀座や名古屋、広島、福岡など全国約10カ所に支社があり、社員数は約140人。
民間信用調査会社「東京商工リサーチ」によると、07年6月決算で年商は28億円。

同区新宿4丁目のゲートウェイ21本社入り口には、今月26日付で「営業停止」を知らせる紙が張られ、
「現地向け送金分の資金調達がかなわず、商品供給が困難となった。
留学予定や返金に関する問題は後日開く債権者集会で説明する」と書かれていた。

愛知県の女性会社員(27)は09年1月からカナダに約1年留学する予定で、
今年3月に約130万円を支払った。しかし、今月、同社のホームページが削除されていたため、
不審に思い、名古屋支社を訪れ、入り口の張り紙で事態を知った。
「最近まで勧誘していた。信じられない。支払金が保証されるのか確かめたい」と話した。

都消費生活総合センターには08年度に6件の相談があり、解約後に返金が進まないケースもあったという。
同社など約1200社が加盟する日本旅行業協会(事務局・東京)によると、
旅行業界は原油の値上がりや消費の冷え込みでかなり厳しい状況にあり、突然、倒産するケースもあるという。


ソース:asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0929/TKY200809290172.html