・ ストックオプションで脱税 外資系元役員2人を告発
米コンピューター関連会社日本法人の元役員2人が、ストックオプション(自社株
購入権)で得た所得を隠し、それぞれ約8000万円と6000万円を脱税したとして、
東京国税局は28日までに所得税法違反の疑いで2人を東京地検と横浜地検に
告発した。
関係者によると、告発されたのは、ソフトウエア大手「アドビシステムズ」日本法人の
石井幹・元社長(46)=東京都三鷹市=と、コンピューター大手「日本ヒューレット・
パッカード」の馬場真・元副社長(63)=神奈川県鎌倉市。
2人は親会社から与えられたストックオプションを行使し株を購入。売却益を税務申告
せず、石井元社長は2005年までの2年間で約2億3000万円、馬場元副社長は
07年までの3年間で約1億5000万円の所得を米国内の口座などに隠し、脱税して
いた疑いが持たれている。2人とも修正申告しているという。
ストックオプションは、会社が役員や社員に対し、あらかじめ決められた価格で自社株を
購入できる権利を与える制度。購入価格と市場価格の差額が報酬となる。
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http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008092801000066.html