中曽根弘文外相は26日午前(日本時間27日未明)、中国の楊外相とのニューヨーク市内での
会談で、当初予定していた9月下旬の開催が先送りされていた日中韓首脳会談について、
年内の日本開催で一致した。有害物質メラミンによる乳製品の汚染など「食の安全」問題の
解決に向け、連携していくことも確認した。
中曽根氏は食品の安全対策について「中国の食の安全の問題は日本国民のそれと直結しており、
日本国民の関心も高い。必要な情報提供など緊密な連携が必要だ」と協力を要請。
楊氏は「効果的な措置を積極的にとっている。今後も努力して意思疎通をやりたい」と応じた。
日中韓首脳会談を巡っては、中曽根氏が「日本の事情でいったん延期になっているが、
年内の開催に向けて協力をお願いしたい」と発言。楊氏も「中国も年内開催を希望しており、
なるべく早く時期と場所を決めて連絡してほしい」と同調した。日本政府は今後、
年内開催に向けて韓国側との調整も急ぐ考えだ。
*+*+ NIKKEI NET 2008/09/27[**:**] +*+*
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080927AT3S2700627092008.html