【麻生内閣】 安倍前首相「麻生さんが、森先生に幹事長になって欲しいと…」→森元首相「私はそんな恥知らずではない」…朝日が検証

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1☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★
・18日の午後。帰国したばかりの森氏は、都内で安倍前首相と会うと、安倍氏がこう切り出した。
 「大変なことになっています。麻生さんが森先生に幹事長になってほしいと言っています」
 名案だと思っていた安倍氏に対して、森氏は「そんなことでは出来レースだと思われる。私は
 そんな恥知らずではない」と言って、麻生氏に断るように伝えてほしいと命じた。

 その直後、森氏は町村官房長官に対し「うちの派としては幹事長を取りに行く」と打ち明けた。
 幹事長か官房長官のポストのいずれかを町村派が占めることが、森氏のかねての希望だった。
 安倍氏が首相に就任した際、麻生氏を幹事長に起用しようとしたのをひっくり返し、中川秀直氏を
 押し込んだこともあった。今回、念頭に置いていたのは「町村幹事長」だった。

 その2日後。森氏の電話が鳴った。麻生氏からだった。「幹事長になってもらうことを決めています」
 森氏が答えに窮すると、麻生氏は「こう言ったら悪いですが、選挙が終わるまでですから」と言い添えた。

 今回の麻生政権は「仮免」であり、本格的な自前政権をつくるのは、次の衆院選に勝ってからでいい。
 麻生氏にはこんな構想があった。
 しかし、返答を1日留保した森氏は、翌21日朝に麻生氏に電話で「幹事長の話は断る。晩節を
 汚したくない」と正式に断った。そのうえで「町村君じゃダメなのか」と迫ると、麻生氏は「それでは
 細田(博之)さんにお願いしたい」と切り返した。
 実務能力が高い細田氏を、麻生氏は前々から評価していた。

 細田氏も町村派とはいえ、幹事長代理から繰り上げることによって町村派の指定ポストと位置
 付けない狙いも麻生氏にはあった。森氏を頼りにはするが、決して言いなりにはならない。そんな
 メッセージも込めていた。

 21日夜。横浜市で最後の総裁選遊説を終えた麻生氏は、森氏に確認の電話を入れた。
 森氏が「細田君は受けると思うよ」と言うと、麻生氏は「それはありがたい」と謝意を伝えた。
 森氏に対し、周囲からは「自民党顧問」というアイデアも浮かんだ。しかし森氏は、こう答えたという。
 「そんなことしなくても、協力するよ」 (一部略)
 http://www.asahi.com/politics/update/0924/TKY200809230242.html