【社会】5歳女児、発見される直前に現場付近の路上を走る姿が目撃されていた - 千葉・東金

千葉県東金市の保育園児成田幸満（ゆきまろ）ちゃん（５つ）の死体遺棄事件で、遺体が
発見される三十分ほど前の二十一日正午ごろ、遺棄現場から約二百五十メートル離れた路上を、
一人で走る幸満ちゃんの姿を近所の女子中学生（１４）が目撃していたことが二十三日、分かった。
幸満ちゃんの遺体が発見されたのは二十一日午後零時二十六分ごろで、わずかな時間に
連れ去られ、遺棄された可能性が高い。
女子中学生によると、幸満ちゃんは同日正午ごろ、遺棄現場から約二百五十メートル離れた
鴇嶺（ときがね）小学校前の路上を、東金南公園の方向へ走っていた。
東金署捜査本部が二十三日公開した幸満ちゃんが事件当日に着ていた半袖のＴシャツと
半ズボンの写真と同じ服装で、雨なのに傘を差していなかったという。当時、雨は強く降っており、
女子中学生は「傘も差さずに大変だな」と思ったという。
捜査本部の調べでは、幸満ちゃんは二十日夜、夜勤だった看護師の母多恵子さん（３７）と
勤務先の病院に宿泊。二十一日午前九時ごろから祖母（６７）と地区の清掃活動に参加し、
午前九時四十五分ごろ、祖母に連れられ病院に戻った。
その後、勤務中だった多恵子さんに「（友人宅に）遊びに行く」と言い残し、外出したが、その時間ははっきりしていない。

同日午前十時四十分ごろには、病院方向へ一人で歩く幸満ちゃんを、近所の男性が目撃。
さらに、同十一時ごろには、病院内で幸満ちゃんを見たとの証言がある。
幸満ちゃんは友人宅を訪れたが、不在だったため、いったん病院に引き返し、正午ごろ
再び友人宅に向かった可能性があり、捜査本部が足取りを詳しく調べている。
捜査本部は、遺族が提供した幸満ちゃんの顔写真も公開した。七月二十日に家族で
食事をしている時に撮影した写真という。

*+*+ 東京新聞 2008/09/24[**:**] +*+*
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008092402000110.html